「心根優しい正統派。」キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
心根優しい正統派。
実写版の映画を観ていて、子供が持ってるフィギュアが彼だったり、
彼女が訪ねた彼氏の部屋にも、そのフィギュアが飾ってあったりと、
もう米国万歳的なネーミングと共に知名度も抜群のヒーローである。
が、これといって思い入れのない私にはどうにもこのヒーロー君が
(ホントにいい子なんだけど、いい子すぎちゃって)
正義感以外に全くクセがないから、なんかこう当たり前すぎちゃって。
面白い面白くないというより、どうも…普通だなぁ…という感じなのだ。
演じるC・エヴァンスの、あの見事なまでに貧弱になった身体^^;を観て、
ホントに最近の技術は凄いなぁ~と感嘆する。どちらかというとあの頃の
スティーブがとても愛らしく感じられる。スーパーソルジャー計画で、
ムッキムキのいつもの彼の身体になるんだけど(これはいつも観てるから)
あんまり感動はなく、さらに博士が殺され頓挫してしまうこの計画後は、
マスコットキャラとしてあの衣装を着せられて軍のPRをさせられる始末。
不本意だ~ホントに可哀相だった。それでも愛国心の強い彼は頑張った。
アイアンマン父に(嬉!)盾と同じデザインのスーツを作って貰ったりして…
戦争で人を殺すのではなく、仲間を助けるんだ!ってホントに米国人?
だから武器は盾なんだし…。もうホント、もやしっ子万歳!で泣ける~。
というわけで。。
なんかこう、真っ直ぐに育った正義の塊ヒーローが活躍するこの作品。
かなり淡々と話が流れていくので、ググッと盛り上がる瞬間が少なく、
レッドスカルとの対決やその他の攻防戦も盾一つでアッサリと解決!!
あそこまで無敵だと却って空恐ろしい気もする私の方が異常だろうか。
女性にも奥手で(H・アトウェル綺麗だった)大佐にはあのボス(トミー爺)
アベンジャーズへの期待が高まるように作られた?予告版3D大作かな。
(あのヒトもこのヒトも登場するエンドの予告が一番楽しめる)
ちなみに3Dの効果はまったく感じられず…そろそろ勘弁して下さい^^;
(私にはC・エヴァンスといえば、F4のヒューマン・トーチ役なのよねぇ)