「大義に生きるヒーロー」キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
大義に生きるヒーロー
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ヒーローとは肉体的な強さだけではなく、良き事をなす強さが必要。
アメリカのナショナリズムを体現したようなキャラクターだが、ただそれだけではない強さの描き方が共感を持てるやつになっている。
手榴弾が投げ込まれた時、自分の体を張って爆発を防ごうとする利他的行為。まさに大義のために生きる人だ。
しかし、だからこそ自分のために生きる事を捨てなければならない。その葛藤に生きる悩めるヒーローなのが彼だ。
ヒーローは単純に強さだけではなく、自分たちの悩みの体現でもあるのだなと感じる。わかりやすく単純なヒーローではあるが、奥深くもある。
武器は最強の盾なのも面白い。
アメリカのナショナリズムの象徴でもあるヒーローの武器は盾である。軍事力とは盾のように見える武器であるという皮肉にさえ見える。これは単なる深読みでしかないけど。
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