「純粋なるヒーロー」キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー オレさんの映画レビュー(感想・評価)
純粋なるヒーロー
第二次世界大戦下の1942年、強い愛国心を持つ青年スティーブロジャースはひ弱な体つきながら兵士として戦い、一刻も早く戦争を終結させたいと願っていた。
そんな折に彼に訪れた「スーパーソルジャー計画」という極秘プロジェクト。
世界最初のヒーロー、キャプテンアメリカの誕生を描いたシリーズ1作目にしてMCUシリーズ5作目。
アベンジャーズ主要メンバーの1人、キャプテンアメリカ。世界最初のヒーローでキャップの愛称で親しまれる彼の初登場は
ガリッガリだった笑
俳優クリスエヴァンスをこの作品で初めて見たわけで初登場のシーンは
?この人主役?
と正直なった。祖国のために戦いたいというものの体の弱さのせいで軍に入隊できず、親友のバッキーにはいつも助けられてばかりのスティーブロジャース。
そんな彼に持ちかけられたスーパーソルジャー計画。体に打ち込まれた血清による副作用を耐え抜けば、飛躍的な力を得ることができる。
その兵士に選ばれるために、フルメタルジャケットばりの訓練に耐え(ハートマン軍曹不在により辛さ1/10)、正義感と勇敢な心を持ち合わせる人物と認められ、見事被験者に選ばれたスティーブ。
トニースタークの父ハワードスタークも関与し、人体実験さながらの過激な実験の末、現れたスティーブは
ムッキムキだった笑。
すげーなあの体格差マシで別人に見える笑。
ここですごいのがムキムキスティーブとモヤシスティーブをどう分けて映像として表現したのかという点だが、なんと撮影開始時点でクリスエヴァンスはムキムキで、その体の輪郭を少しずつ縮小し、代役を極力使わずクリスエヴァンスの演技をそのまま活かしているというのだから驚き。
というわけで誕生した我らがキャップ!血清により身体能力も飛躍的にアップ!人類最強!とまではいかないものの皆から愛されるヒーローに!笑
しかしそれは戦争を正当化し、国民からの金銭的支持を得るためのマスコット的存在でしかなく、舞台に上がり、ニセモノの敵を倒し続けるだけの日々に疑問を感じ始めたある日、親友のバッキーが所属する部隊が戦地で消息を絶ったという報せを受ける。
友のため、国のため、戦地に向かう姿はまさにキャプテン。実力と人望の厚さを兼ね備えたヒーロー。ラストの切ないシーンもとても良い。
正直何そのカッコと盾(笑)と思ってた数時間前の自分をボコボコにしてやりたいクラスに誠実でカッコいいヒーローだと思う。キャップという敬称がとてもよく似合う人間味のあるスーパーヒーロー。
2016年05月03日(火)1回目
2018年03月25日(日)2回目
2019年03月30日(土)3回目