アイアンマン2のレビュー・感想・評価
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「メタルな響き(?)」、「メカもの」ズキなら、…?
ただタダ、
アメコミ・ヒーローずきには、タマらん(?)ド派手な花火(にしか見えない爆発シーン?)大会…
難しく考える必要なんか、毛程も無い!
ってなほど脳天気で、お気楽なヤンキー(←もちろんアメリカンの俗称の方だけど、それでも、偏見バリバリ入っちゃってマ〜ス的)映画…
音楽は、
もう少しハードでヘヴィーな(メタル系?)のを期待していた(←たぶん、TVCMでは、前作からの「アイアン・メイデン」とかじゃなかったっけ?)だけに、
どちらかっていえば、すでに王道(と呼ぶに、ふさわしいぐらい古めかしい?)のハード・ロック系「AC/DC」では、軽過ぎな印象も、否めなかった。
まあ当然、そのへんも、大人になったアメコミ・ファンの年齢層を計算尽く=マーケティング済みの上なんでしょうが…
この作品が、単純であるだけに、
一般的、働き盛りのアメリカ女性の多く(20〜30才代後半あたりの人達か?)にとって、
数カ国語も堪能なうえ、武術にも長けたブラック・ウィドウみたいな(もちろん,仕事もソツなく、こなす?)タイプが最大公約数的な憧れなのか?
それとも、急遽、社長に抜擢された彼女みたいに、(実際的には、やっばり無理目では、あるんだろうけど…?)
恋に仕事に充実したカンジのライフスタイル(?)みたいな方を求めていたりするんだろうか?
もしくは、単にキレイなだけじゃなく、「有能な(?)」女性をそばに置いて(はべらして?)おきたい現代アメリカ男性の理想願望の表れなのかな?
なんて、穿った見方をしてしまった。
エンド・ロール後まで、見てた人なら、
「"3"制作決定!」と確信し、
もう,「快調に(とっくに?)撮影中!(済?!)だな、コリャ!」
と得心したに違いない!?
I am IRON MAN
゛私がアイアンマンだ ゙
自ら正体を明かしたトニー・スターク。
トニーは一躍時の人(前からそうだったのだが)になり、子供にも好かれる存在に。
しかしトニーはアマーの動力原、そして生命維持装置であるはずのアーク・リアクターに体を蝕まれる。
政府には、皮肉にもスーツをもう作らないと決めた ゙兵器 ゙扱いされて引き渡し要求され。
モナコGPでは乱入してきたウィップラッシュに、勝利はしたがズタズタにされ。
無二の親友ローディとはド派手な喧嘩の末Mark2を持っていかれ。(これはトニーが悪いのだが)
血液中毒素も上昇していく。
本当に哀れなヒーローだと思う。
ここから感じた事つらつら書きます。
・スタン・リー
この人はもはやMARVEL映画に出なきゃいけない存在ですね。
今回も出てたけど…短い!
これはちょっと不満でした。
・悲しさ
リアクターの副作用で苦しむトニー。
傲慢社長が、余程不安だったのでしょう…自分に問いかけるシーンがあり、切なくなりました。
・すごいぞ!ホーガン!
ジョン・ファブロー演じるトニーの専属運転手ハッピー・ホーガン
前作ではこれと言って活躍は無かったが、今作は大活躍じゃないか!
F1カー爆走中のコースを逆走し、ウィップラッシュを跳ねて挟んで…もはや運転手の域ではありません。
ハマー・インダストリーズに乗り込み警備員を苦戦の末ノックアウト。ふと顔を上げると既にブラック・ウィドーが警備員数名を既に倒している。
「俺の努力は…」というような寂しい空気が笑えました。
・テレンスどこいった
テレンス…貴方は前作でスーツを着る事を心に決めていたでしょう…。
ドン・チードルは嫌いではないんですがね…。
これを不満に思ってる人は少なくないでしょう。
・まさかのS.H.I.E.L.D.
前作のエンドロール後に出たS.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリー。
まさかこんなに本編に関わるとは…。
エンドロール流れてる時に帰る人結構いるので、「この人は…?」と思ってた人も居たでしょうね。
・キャップの盾は敷くためにあったようです
前作にチラッと映ってた未完成のキャプテン・アメリカの盾と思わしきもの。
今回も出ましたね。前作から何も作業進んでませんでしたね(笑)
それを[バキッ]と下敷きに…。
ここで「別の任務が」と、トニーのもとから離れたコールソン。何の任務かはエンドロール後に…
・トニーのラボが面白い
3Dで表示される色々なデータ。時には遊びの要素も。
新リアクター開発のために3Dいじってたシーンは素晴らしかった。カッコよく、トニーが超能力持ってるように思えました。
・クリムゾン・ダイナモ…
何だろうこの扱い…。
ウィップラッシュが最後スーツ着てますが、あれがクリムゾン・ダイナモですって…。
そしてすぐやられましたね…。
スパイダーマン3のヴェノムのような扱いで残念です。
別れた妻には笑えました。
まぁそんなこんなで楽しめたのですが、個人的には前作の方が良かったと思います。
今回はヴィランにあまり満足出来なかったので、IRON MAN3のヴィランに期待です。
(もうマンダリンでいいと思うのですがね…。ジョン・ファブロー監督は「メカニクルなアイアンマンに関わりすぎてソーのような世界は描けない」と、アヴェンジャーズの監督を断っているので期待はできませんね)
本編に関しては以上。
そして…
‐ニューメキシコ‐
「長官。発見しました。」
コールソンの目の前に巨大なクレーターが。
そしてそのクレーターの中には1つハンマーが。
これが何を意味するか。
このハンマーは、ムジョルニアと言って、2011年公開予定の Thor(原題) の主人公マイティ・ソーの武器です。
つまり、2012年公開のアベンジャーズに向けて、ヒーロー達が集結していってるのです。
ますますアメコミ映画から目が離せません。
因みに、本編よりもこの1分にも満たない映像の方が興奮したのは私だけでしょうか(笑)
サブプロットを多く作りすぎて、メインが弱くなってしまった
ロバート・ダウニー・Jr.の魅力に負うところが大きい本シリーズ。第2作もダウニー・Jr.の魅力は全開だ。が、敵が意外に弱く、第1作と比べると面白さは半減。ダウニー・Jr.対ミッキー・ロークという敗者復活者同士のバトルに期待し過ぎると肩すかしをくうでしょう。ストーリーも、トニーと父親の過去やら、ボンクラ科学者の暗躍、「アベンジャーズ」絡みのネタ、秘書との恋愛など盛り込み過ぎで、メインのミッキー扮する鞭男との対決が自然とかすんでくる。アクションも物量に頼った演出が目立ち、典型的なハリウッドのパート2映画になってしまった。
一味違ったスーパーヒーロー
アイアンマンの続編「ナンバー2」が出た。
日本では6月11日から公開されるそうだ。2008年に、世界中で興行成績5億8500万ドル(600億円)を稼いだ ヒット作品だ。
監督:ジョン ファブロー
キャスト
トニー スターク:ロバート ダウニー ジュニア
秘書 ペッパー:グウィネス バルトロー
親友 米軍大佐ジム:ドン チードル
ロシアからきた敵:ミッキー ローク
トニーの新しい秘書ブラック ウィドー:スカーレット ヨハンソン
ライバルの武器商人ジャステイン:サム ロックウェル
ストーリーは
前回、アイアンマンの大活躍によって 米国防衛の危機は回避された。自分がアイアンマンであることを名乗り出ざるを得なかったトニー スタークは、国のヒーローになって人気者スターになってしまった。いまや米国政府と契約を結ぶ大企業の経営者で、2代目の天才科学者トニーは アイアンスーツを着れば無敵の強さだ。スターク社のエキスポでは、美女達のラインダンスに花火、ど派手なステージショーでアイアンマンスーツを着脱してみせて、トムは有頂天になっている。お金があって、頭が良くて、変身できて、独身プレイボーイだから言うこと無しだ。
米国国防庁は、トニーにアイアン パワースーツを引き渡すように 要求してきた。この国家命令を拒否したためトニーは査問委員会に召喚される。しかし、トニーは 自分の企業秘密を漏らすわけにはいかない。トニーは かつて、アフガニスタンで砲丸の破片に当たって停止した心臓を、ロシアの科学者の手で 原子力を使ったペースメーカーを埋め込まれて救命されている。アイアンスーツは、そのペースメーカーが入った自分の体を犠牲にして作られたものだから、ほかの誰かに渡すことは出来ない。
一方、ロシアで一人の科学者が息子(ミッキー ローク)に看取られながら死ぬ。アフガニスタンの砂漠でトニーを救った科学者に縁のある学者らしい。息子に、アイアンマンは、おまえがなるべきだったんだ、と言って死ぬ。息子は父親の残した設計図をもとにアイアンマンのパワーのもとである原子力を使ったパワースーツを作る。その名は ウィップラッシュ。
トニーがモナコの自動車レースに出場していると、カーレースの真っ最中に ロシアからきた ウィップラッシュが出現して、次々と走ってくるF1カーを 鉄を真っ二つに切れる鞭で つぶしていく。混乱した会場は火の海となった。車から投げ出されたトニーは 攻撃を受け、すんでのところで 駆けつけた秘書 ペパーが 投げてよこしたアイアンスーツのおかげで命拾いをする。
ウィップラッシュは監獄に送られるが、ライバルの武器商人ジャステインに 身請けされて、アイアンスーツのような武器を作ることを 強いられる。強力な敵の出現だ。
そんな事情を知ってか 知らずか、トニーは相変わらず飲んだくれて、はめを外して 美女をはべらせ調子に乗っている。アイアンスーツのまま 酔ってパーテイーをぶち壊しているトニーを止めようと、親友の米軍大佐ジムは、とっさにトニーの研究室から 別のアイアンスーツをひったくって着用し、アイアンマンの大暴れをやめさせる。そんな、トニーに、みんなは すっかり愛想をつかす。
それを好機とばかり、武器商人のジャステインは ウィップラッシュに作らせた強力ロボットを多数政府に売り込む。そして落ち目のアイアンマンを潰そうと、ウィップラッシュは攻撃してくる。
トニーひとりで この危機が回避できるのか、、、。
と いったストーリー。
これで終わらない。続編がある。それは、映画が終わっても すぐに立たないで座っていると、「その次」がちょっと見られる。
新たにトニーの秘書 ブラックウィドー(スカーレット ヨハンソン)が加わった。秘書のペパー(グウィネス バルトロー)は 頭が良くて機転が利いてトニーが馬鹿をやっている間 代わりに社長代行もできる。でもタフではないのに比べて、ブラックウィドーは めちゃめちゃ肉体派で強い。二人とも 普段は ミニのタイトスカートにハイヒールで仕事しているが、いざとなるとブラックウィドーは ボデイースーツで ブルースリー並みのカンフー使いになる。ハスキーな声で、ふくよかな唇 小柄で可愛いスカーレット ヨハンソンが、今まで見せなかったアクションに挑戦している。
しかし、何と言ってもおもしろいのは天才物理学者で正義感ある男なのに 酒と女遊びに溺れ 馬鹿ばかりやってしまう調子者のトニーと、それを支える常に冷静で 利発な秘書ペパーとのつかず離れずの関係だ。だだっ子と それを懐柔するお母さんのような やりとりがおもしろい。
ロバート ダウニージュニアは もともとハンサムでもかっこよい訳でもない。若くもない。ハリウッドで長いこと下積み生活、映画ではまあまあの端役ばかりやっていた。そんな役者がアイアンマン2008年の大ヒットでいちやくトップスターになった。役者としてのそんな彼の姿と、映画の中でのアイアンマンが、今ひとつスーパーヒーローと言い切れない姿とダブって これまでにない人間的なスーパーヒーローの味を出している。姿も顔も美しいスーパーマンや、バットマンとはちがうタイプのヒーローになった。
今回の敵をやったミッキー ロークは映画「レスラー」で、何十年かぶりで映画界に帰り咲いた老練の役者。レスラーではリンクで華と散ってくれたおかげで、観客をすすり泣かせてくれた。今後も悪役ばかりで ちょくちょく顔を見そうだ。でも本当は優しい人だ、と言われても こんな人を友達にはなりたくない。こわい。
トニーが研究しているとき 設計図がスリーダイメンションでコンピューターグラフィックでとび出てくる。これがおもしろい。また、アイフォーンみたいな大きさの彼のコンピューターが、次々と情報を立体図で空間に飛び出てきたり、写真や地図が空間で見られたり、人探しなど さっさとやってくれて、機能が良い。こんな携帯電話、欲しい。
全米で、10人に一人以上の人が失業して職探しに走り回っている、出口のないアフガニスタンで毎日戦死者が出ている。不況の波は、回復の兆しを見せていない。それに加えて、自然災害。何一ついいことのない2010年のアメリカ。
だからこそ、F1カーが がちゃがちゃ衝突炎上し、ガラスでできた高層ビルがアイアンマンの一撃で ガラガラ崩れ落ち、コンクリの建物がグチャグチャつぶれ、何もかも派手に燃え上がるアイアンマン、必見かもしれない。
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