「派手さは増したが、物語はやや散漫」アイアンマン2 アルタイルさんの映画レビュー(感想・評価)
派手さは増したが、物語はやや散漫
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『アイアンマン2』は、トニー・スタークのさらなる苦悩と成長、そしてMCU世界の広がりを示す重要な一作です。前作よりもアクションはスケールアップし、ブラック・ウィドウやウォーマシンの初登場など、ファンには嬉しい要素も多く盛り込まれています。
しかしその反面、ストーリーがやや詰め込み気味で、トニーのパーソナルな問題、父との関係、政府との対立、ヴィランの陰謀など、複数の要素が同時進行することで焦点がぼやけてしまった印象があります。
ミッキー・ローク演じるウィップラッシュの存在感はあるものの、動機や深掘りが足りず、やや使い捨て感が否めません。また、シールドやアベンジャーズの布石としての役割が前面に出すぎて、アイアンマン単体の物語としては少し弱さも感じました。
とはいえ、トニーのキャラクターとしての魅力は健在で、ユーモアとスタイリッシュな演出は健在。MCUファンなら見て損はない一作です。
総合評価は3.5。期待値が高かったぶん、惜しさも感じる続編でした。
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