「グウィネス対スカーレットのさや当ても見どころです」アイアンマン2 こもねこさんの映画レビュー(感想・評価)
グウィネス対スカーレットのさや当ても見どころです
ネットでの評判が良かったので観に行ったのだが、確かに評判どおりに面白いと感じた作品だ。特にスカーレット・ヨハンソン好きには、私を含めて、満足したのではないかと思う。
この映画の原作は有名なアメコミなので、パート1はアメコミの雰囲気を崩さないように作られていたように思う。だから、アメコミがそれほど一般的でない日本人には多少、相容れないものもあったのだが、今回はアメコミの雰囲気を維持しながらも、アイアンマンをひとりの悩める人間といてとらえ、周囲のキャラや対立する組織も個性を際立たせた演出は、とても共感させるものだった。単に強いだの、無敵だの、だけでなく、社長としての悩みというものもフィーチャーされているのも興味深かった。
ゲストキャラとしては、ミッキー・ロークの凄みある敵役は特筆すべきものがあるが、何と言っても注目は、グウィネス・パルトロウとスカーレット・ヨハンソンの美女対決だ。アイアンマンのロバート・ダウニーjrを巡る、ちょっとした鞘当ては、なかなかに見ごたえがあったが、優劣をつけるなら、断然ヨハンソンの勝ちだろう。ちょっとセクシーな衣装もさることながら、アクションのカッコよさもあって、今までとは違う強さを際立たせたヨハンソンの魅力が発揮されていて、ファンとしては大満足の一本となっていたのは喜ばしい。
作品としては、やや詰めの甘さも感じられるが、続編を匂わす終わり方もあって、次回作でまた新たなアイアンマンが見られると思うと、この作品の評価はどうでも次回作が待ち遠しさが先にたつ。また、スカーレット・ヨハンソンにも登場してほしいものだ。
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