劇場公開日 2010年6月11日

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「改めて見てみれば…」アイアンマン2 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5改めて見てみれば…

2018年4月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

鋼鉄ヒーロー2作目。
レンタルリリース時に一度レビューを書いてるが、その時はまだMCUにノレておらず、サラッと書いただけの低評価。
久々の鑑賞のこの機会に、レビューを書き直してみようかと。

改めて見ると、フツーに面白い。
すでにアイアンマンだと正体を明かしてるので、冒頭から大勢のギャラリーの前にド派手に登場。
前作を大ヒットさせてキャリア最高の人気となったロバート・ダウニーJr.と、アイアンマンとして世界中の人気者のトニー・スタークがユニークにリンク。本当に、ダウニーJr.とトニー/アイアンマンは一心同体のよう。
スーツの性能と種類はアップ。
ダウニーJr.の快調な好演は勿論、相変わらずの性格で序盤の軍事公聴会を難なく切り抜ける。
憎めないけど、やっぱり問題児。トニーはトニーだ。

今回、内外からトニーに危機が。
まず、敵が2人。
スターク親子に恨みを持つロシア人物理学者、イワン。アイアンマンと同等のリアクターを装着し、“ウィップラッシュ”としてトニーの前に立ちはだかる。
ダウニーJr.同様浮き沈みのキャリアがあったミッキー・ロークが『レスラー』でオスカーノミネートされてカムバックし、メジャーなヒーロー映画でダウニーJr.と共演は感慨深い。
トニーのライバル会社社長、ハマーに、『スリー・ビルボード』で今年のオスカー助演男優受賞のサム・ロックウェル。さすがの巧演で曲者ぶり。
さらに、スーツのコアが血中毒素を増やし、命の危険が…。
お気楽トニーもさすがに弱音を吐く。
それでヤケを起こし…。

敵との戦い。
自分の身体の事。
ペッパーとの関係。
亡父との関係。
身を救う新元素の発明。
アベンジャーズからの勧誘。
それぞれ面白味はあるが、やはり『1』の方が単純明快痛快スカッと面白かった印象は初見レビューと変わらず。
エピソードは詰め込み過ぎな気もするし、敵役2人の演者は豪華でも、残念ながら2人共さほど脅威を感じない。
イワンはモナコ・レースに突如現れて襲撃するシーンはインパクトあるもののすぐ捕まっちゃうし、ロックウェルの巧演は別にせよハマーの小物感は否めない。

より『アベンジャーズ』との関連濃くなったお楽しみは、こればっかりは前作以上!
ブラック・ウィドウ登場! スカーレット・ヨハンソンのセクシーさ、カッコよさ、キレッキレのアクションはこの頃から変わっていない。
お馴染みの戦闘服は勿論いいが、ヨハンソンの身体にぴったりフィットの秘書姿もいい。
彼女を見る為だけでも本作を見る価値はアリ。
トニーと、フューリー、ナターシャ、コールソンが揃うシーンは、いよいよ感を煽る。
事情で演者がドン・チードルに変わってしまったが(勿論彼も好演)、ローディもスーツを装着し、“ウォーマシン”として参戦! 訳あって最初はバトルが、ウィップラッシュと共闘するラストは素直にワクワク!
それから、トニーの運転手で“監督”のジョン・ファヴローの見せ場も明らかに増えたよね。ご愛嬌。

初見レビューと変わらぬ指摘もあるけど、面白さを再確認出来た(採点もアップ。2・5→3・5)。
MCUでまだレビュー書いてなかった作品のレビューも出来たし、少々名残りあった本作の再レビューも出来たし、
よし、これで心置きなく『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』が見れる!

近大