劇場公開日 2009年8月8日

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「純粋さが生む痛み」縞模様のパジャマの少年 akiko0922さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0純粋さが生む痛み

2009年8月27日
PCから投稿

泣ける

悲しい

知的

ホロコーストを描く映画というと、ドイツ人からの視点で描いた「シンドラーのリスト」、ユダヤ人側からの「Life is Beautiful」「戦場のピアニスト」等が有名だが、この映画は今までにない新しい視点から描いている。アイルランド人の原作、そしてイギリスによる映画化が可能にしたのかもしれない。
収容所を巡っての、ナチス軍人の家族における葛藤、心的推移。
その中で大人の意思とは無関係に生まれてしまう友情。

子供という純粋な存在にとって、壁は無に等しい。

ホロコーストにおける、子供の視点。
それは利害を超越した、本質的な真実を見抜ける視点なのかもしれない。

非常に考えさせられる映画だった。

akiko0922