「救われたラストシーン」セントアンナの奇跡 ジェットさんの映画レビュー(感想・評価)
救われたラストシーン
スパイク・リーの作品「マルコムX」が好きなので、この映画をチョイスしてみました。4人の黒人兵士と、少年との絆を描いた作品。あらすじは、自分好みで良かったです。でもこの話の流れは、タテマエとして、本筋は、人種差別の問題を描いた社会派映画かなぁって思いました。所々、宗教的なの要素も見られていて。
黒人がどのような時代背景でも、アメリカ人の心の中では、差別の第一人称であって、他の国の国民には、触れられる事が出来ない社会問題かもしれないけど、少し映画の中では、黒人への差別が前面に強く出すぎのような気がしました。
それからドイツ・ナチス軍の戦場での非情さも、そこまでは、さすがにないでしょう って思いました。民間人を容赦なく殺戮しまくったりして、その反面、4人の黒人兵士は、英雄扱いされすぎと言うか。人類史上において極めて重要な時代背景の話なんだから、ある程度は、真実にそって作ってほしかったです。映画の後半部分は、まったく理解不能な戦闘シーンで、見ていて気持ち悪くなりました。
でも、そんな気持ちを払拭してくれた 感動のラストには、大変に救われました。 色々な酷評もありましたけど、あまりないタイプの映画だったので、見て大変に良かったです。
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