「10年ぶりに視聴して感想が変わった」ココ・アヴァン・シャネル crisp_vitaさんの映画レビュー(感想・評価)
10年ぶりに視聴して感想が変わった
これも10年ぶりに鑑賞。
おそらく、今回の方が「面白い」と感じながら見ていたような気がする。
全体的にゆったりとしたペースに、10年前の私はちょっと退屈さを感じていたけど、今の私にとってはそれが心地よく、ひとつひとつ細やかに味わった気がする。
「哀れな女たち」
「君は反逆者だな」
「嫌悪感に敏感なの」
ここらへんのやりとり含め、一貫したシャネルのブレなさ。
社会の風習、流行りに馴染むこととの方が生きやすいであろうに
(シャネルにとってはケバさ・動きにくさを感じる当時の女性の服装、
バカ騒ぎする社交会など)
みんなに馴染むことの安心感をとるよりも、自分の本心を選んだ。
例えその選択の方が"生きにくい""社会に抗うこと"だとしても。
なにか彼女には「一貫性」があって、ブレないものがあって、
それを見るだけでもスッキリとした気持ちになった。
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