ロシュフォールの恋人たちのレビュー・感想・評価
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ドヌーヴよりも、、、
印象的なリフトの橋でのオープニング。懸命にカトリーヌ・ドヌーヴの姿を探す。街に着いて、広場で始まるダンス。やはりドヌーヴを探してみるが見当たらない。
そんなフラストレーションを抱えていると、カラフルな群舞をとらえていたカメラがノーカットで小さな窓に迫る。その中には子供たちにバレエのレッスンをするドヌーヴの姿が!
「シェルブールの雨傘」の、色とりどりの傘を真上からとらえたオープニングショットも素晴らしかったが、ブルーとホワイトで色彩統制された本作の出だしもいい。
しかし、ドヌーヴはすでに貫禄がつき始めていて、「シェルブール」のときの可憐さがない。むしろ、カフェで働いている女の子が可愛らしい。映画の最後はそんな観客の胸の内を体現するものだった。
街ごと、恋せよ
とにかくおしゃれ!
WOWOWに投稿した内容!!
双子の姉妹で本物の恋人を探す旅に出るというコンセプトと、劇中の音楽、この2点が最高に素敵だからです。この映画はジャンルで言えばアート系ミュージカル映画に当てはまるのではないかと思います。ミュージカル映画はその名の通り歌が台詞となるわけですが、ロシュフォールの恋人たちはミュージカル映画の中でも特別、いつまでも劇中音楽が耳に残る気がします。双子が唱えるフレーズがとても心地よく、何度も繰り返されるからです。
また、双子姉妹が運命に翻弄されながら、彼女たちが会うべき本物の恋人に会えないもどかしさがあります。だけれども陽気で愉快な姉妹をみていると、あと一歩で本物の恋人に会えるのに!!という惜しいシーンでさえも楽しめます。
おしゃれを楽しむ可愛い双子姉妹の明るい性格は、街の中心で飲食店を営む母親譲りなのだと微笑ましく感じました。確か旦那さんはいないのですが、そんな母親も娘たちのようになかなか運命の人の存在に気づけないことがもどかしいです。
ミュージカル映画のスピード感という特徴を利用して色んな恋人たちの出会いを上手く表現していることが、この映画の素晴らしさの理由だろうなと思います。
見てて楽しいし、たまに胸が苦しくなる感じも堪りません。
何もかもがハイセンスでオシャレ
フランソワ・ドルレアック&カトリーヌ・ドヌーヴの実の姉妹が双子の姉妹を演じ、ハリウッドからジーン・ケリーとジョージ・チャキリスを招いた豪華キャストのニミュージカル。心躍るフレンチ・ジャズと華麗なダンスが一気にロマンティックな世界へ誘う。舞台は港町ロシュフォール。理想を求める恋、突然の恋、忘れられない恋・・・主人公達の恋の行方に最後の最後までハラハラ。何もかもがハイセンスでオシャレ。殊に色使いが素晴らしい。ファッションはもちろん、家具や小道具、街並までもビビットでキュートなのだ。さらに特筆すべきは双子の姉としても十分に通用する若々しさで母親役を演じるダニエル・ダリュー。パステルカラーのAラインワンピースに身を包み、肩には花のコサージュ。彼女の着こなしから、パステルは決して若者のための色ではないことがわかる。大人の女性が着てこそ、甘さの中に深み、そして上品な女らしさが生まれるのだ。トキメク春、パステルカラーに身に付けて街へ出かけよう。
期待しすぎたね
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