「鑑賞者別に」いけちゃんとぼく isleさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞者別に
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非常に示唆に富んだ作品なので、効能っぽく見所を。
婚活が上手くいかない女性には、
リアルな母親の愛情表現と、人生をやり終えた女性の愛情表現、幼馴染の女の子の愛情表現の差から振る舞いや心持ちを見直すキッカケに。
みんな同じぐらい愛情を持っているのに、受け入れられるTPOが上手く表現されている。
目的の定まらない思春期の学生には、
エネルギーを破壊や非難に使ったときの虚しさ、
場所を変えても同じ、自分が変わらないと。
「力で心は変えられない」を胸に
ジブリを観ている子供たちには、
自立・自律とはどういうことか、始末のつけ方がジブリ作品より判り易い。
思いだけでなんとなく頑張っても周りが迷惑するだけ…。
クリエーター・開発者には、
葬式のシーンで近所のおばさん役の西原理恵子。無表情な演技の裏にある自信。
マネージャ・管理者には、
適材適所、采配が光る野球対決シーン。
信頼関係の築き方、活かすも殺すも管理者次第。
窓際・リストラ候補など閉塞感を抱いている現役世代には、
面白くない、つまらない、価値が無いと思われていることでも
真摯に続けることで誰かを成長させる言葉が言えるようになる。
いろんな人を勇気付ける作品です。
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