劇場公開日 2009年4月18日

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「思いのほか・・・良かったです。」アンティーク 西洋骨董洋菓子店 juliaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0思いのほか・・・良かったです。

2008年12月2日

笑える

萌える

韓国での公開を見てきました。
よしながふみの原作漫画は独特の味わいがありますが、数年前のフジテレビでのドラマ化に比べて、原作の雰囲気を存分に残しています。
ミン・ギュドン監督の作品を見たのは初めてですが、心理描写にホラーの味付けがあり、明るいシーンの映像にリズムがあって、淡々としたストーリーを飽きずに見ることが出来ました。
新人俳優達の演技は一生懸命さが際立ちました。
今回映画デビューのチュ・ジフンは角度で印象が変わる容貌を、主役の内面の表現に良く生かしていました。
声がなかなか素敵で、つぶやくように話すナレーションが心地よかったです。
キム・ジェウク演じるゲイのパティシエは本当に熱演でした。
脇役の大人たちの助演は必見で、映画に厚みをもたらしています。
彼らは韓国ドラマで良く見る常連さんですが、映画での丁寧な演技に心打たれました。

小道具のケーキですが、世界一うつくしく美味しいケーキを食べてる日本の女性には、少し物足りないかもしれないですね。
そしてタイトルの「アンティーク」これを表現する食器や銀器にちょっと辛い点をつけて、A-です。

julia