「私は何も知らない外国人」スラムドッグ$ミリオネア りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
私は何も知らない外国人
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衝撃でした。インドの現実がひとりのスラム街出身の青年の生い立ちによって、とてもリアルな内容になっていました。まるでドキュメンタリーを見てるようで、出演者が演者とは思えない迫力です。
スラム街の子供たちがどうしてあのようにしか生きられないのかが、とても伝わってきます。
外国人観光客が出てくることによって、私たち外国人は何も分かっていないと言われているようでした。表面的な観光や同情が滑稽な感じがしました。
鑑賞前はミリオネアと絡ませることの意味を分かりませんでしたが、解答出来た理由を紐解いていくと私たちはスラム街の人々を何も知らない人だと当たり前のように思っていたことに気づきました。
彼らは生きぬくためにいろんなこと経験していることを知り見方が変わりました。
目を潰されてしまった少年が主人公に言った君は運がよくて僕はなかったそれだけというセリフが印象的でした。不運を受け入れて、恨まない少年の姿は考えさせられるものがありました。
鑑賞後、主人公が大金を手に入れてどのような生活を送るのかが気になりました。鑑賞した人と討論するのも楽しいと思います。
この映画に出会えてよかったと思える一本でした。
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