劇場公開日 2009年4月18日

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「運がいい奴と、そうでなかった奴」スラムドッグ$ミリオネア earthpinさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5運がいい奴と、そうでなかった奴

2019年2月3日
iPhoneアプリから投稿

単純

貧困の中からどうやってサクセスしたか、それは信じる心と、運命なのさ!

っていうストーリーでした。

サクセスした主人公とは道を違えた「運の悪かった」子供達は残念でしたってこと?

ですので、映画のテーマみたいなところには全く共感できませんでした。

インドの人たちが主人公の成功に大歓喜しているのも私は違和感。貧しい人が、その貧しい中から勝ち上がった青年を見て、喜ぶのかと。
でも更に考えて、
正直で真面目でいれば生きていける道理にかなった世界に生まれなかったら、こんな風にいつかは自分にもラッキーなことが起こるかも!と夢見るしかないのが当然ののかなと考え直しました。

しかし、それが現実だとしても、理想はスラムと宗教対立、犯罪、弱い子供に漬け込むやつら、理不尽な何もかも自体を変えていくことが理想なのではないでしょうか。

そういう意味でも、兄サリームは、弟のために何度も自分が手を汚して行動と解決を図っており最も建設的でした。
その兄に助けられて(裏切られてもいますが)いるのに恨むしかしなかったこの主人公が謎です。

ただ映画としての出来は良く、見ている最中は真っ直ぐな主人公に引き込まれていました。

earthpin