「ムンバイで見たかった」スラムドッグ$ミリオネア まんぼうさんの映画レビュー(感想・評価)
ムンバイで見たかった
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何て重い映画だったのでしょう、何と表現していいのか分かりません。
予想していたのとは、まったく違っていました。
サリーム、ジャマール、ラティカの三銃士の物語。
クイズ形式で進んでいきますが、各問に悲しい物語が隠されています。
1万6000ルピーの問で殺されたサリーム、ジャマール兄弟の母の眼差しは、我が子を守るあの母の眼差しでした。
クイズ自体の内容は、高校生レベル(何故か、私も全問正解でした)、しかしあの物語性は凄い。
サリームが語ります「ボンベイがムンバイになった、僕たちの育ったスラムもなくなった」と。
ジャマールの最後のチョイスは「テレフォン」。
全てが運命(destiny)、この感覚はどこから来るのでしょう。
凄いけど重い、これを救ってくれたのがクレジットでした・・・これは、見てのお楽しみ。
この映画を、ムンバイで見てみたかった(我々の知るムンバイは、ハイテク都市ですが)。
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