カイジ 人生逆転ゲームのレビュー・感想・評価
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かなりシュールだが
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他人の借金の連帯保証人になったカイジが借金を返すため、わけのわからん世界へ。
そこでは金持ちたちが地下帝国を築いていた。
そしてそこでカイジは3つのゲームをする。
まず山本太郎に騙されるジャンケン対決。
最後は山本を逆に騙すが、自分らも負けて地下の炭鉱へ。
次にそこを出るために100mくらいの高さで平均台を渡る。
カイジ以外は全員落ちて死亡。カイジのみ渡りきる。
最後、幹部・香川照之とのカード対決。
イカサマを読み切って逆に相手を騙し、勝利。
5億だか10億だかを稼いでシャバへ戻った。
が、そのまま飲みに行ったところで睡眠薬を入れられ、
天海祐希に持ち逃げされてジエンド。
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設定が余りにもナンセンスで、シュールすぎる映画。
が、1つ1つの勝負はまさに現実的で知的で緻密。
人間心理の描写が見事。
でも、人々を地下の炭鉱に閉じ込めて強制労働させたり、
平均台から落下して死なせたりした組織が、
何故ゲームに勝ったからってシャバに戻すのか?
警察に踏み込まれたらどうすんの?
また何で5億とかの金持って居酒屋に行く?アホやんw
でも藤原らの迫真の演技も結構良くて、面白かった。
なんかポップ…
この作品を見るずっと前から原作は見ていないもののいろんなところでネタを目にしていて期待値が高かったせいなのか、
あまり…だった…。
①前半のジャンケンのところや地下労働のところはよかったけど石田のおっさんとの関係性がもっと濃く描かれていて欲しかった。
②無音で消えたところの演出が微妙だった。(チケット渡す時あんなに押したら倒れるじゃんとか)
③勝負に勝って地上に出てからがポップすぎ
だった。
もっと陰鬱な映画にするのはだめだったのかなぁ。
班長は似てはないけどどことなく雰囲気一緒でよかった。
そしてデスノートコンビに沸いた。
イメージしてたカイジではなかったです。
原作は、途中までは読んでる中途ハンパな人です。(麻雀のルールを知らないので、途中でドロップアウトしました(笑))ただ、この作品のストーリーの部分は読了済みでした。
冒頭から出演陣がほとんど原作のキャラクターに寄せようとしてないように感じました。なんとも、オリジナリティがスゴい。。なので、僕は早々に「カイジ」の実写版として見ることは諦めました(笑) 怪我の功名といいますか、そうすることでなかなか楽しく見れました♪ メインキャストは、元々地力のある方々ですし、藤原竜也さんの圧倒するような激情演技、香川照之さんの「半沢直樹」の大和田常務の彷彿とさせるようなヒール役もなかなか見応えありました。松山ケンイチさんと藤原竜也さんとの共闘もなかなか味がありました。あと、エスポワール号や、強制労働現場でたくさん出てきたモブキャラたちの演技が地味によかった。
「お前らみたいな気持ち悪い金持ちより、最後の瞬間に自分以外の人間を心から気にかけることのできたおっさんはどんなに上等か。〜」は、名言ですね、心に残りました。名言で言うと原作で好きだった「奴隷は二度刺す!」も是非入れてほしかったですね。あと、カイジ名物の「ザワザワ」はコレジャナイ感が。。
最後に、鉄骨を命がけ渡るのを性格の歪んだ金持ちたちが安全地帯から優越的に見ているシーン。確かに、遠藤の言う通り悪趣味すぎるけど、安全地帯から攻撃し、見下し、優越感に浸る。。最近のネットバッシング問題って、この悪趣味なギャンブルと本質は変わらないような感じました。この異常な世界が、ネットの世界では現実に展開されてしまっていると思うと今の世界が末恐ろしい。。
負けたら終わり!ギリギリを歩む男の勝負の世界!
借金まみれの男、カイジが借金を返済するためにあるゲームに参加するお話です。
生きるか死ぬかの壮絶な勝負の世界でしたね。
まずは利根川のスピーチ。こんなこと言える人生はカッコいいですね。
勝つことへの強い執着心がひしひしと伝わってきました。
負けたら終わりのゲームの中、人を信用するカイジがカッコ良かったです!
信用することって時には騙されることもあるので、難しいですよね。
また、石田のおっさんがかっこよかったです!
自分が死ぬ時に誰かのことを思うことができる、これ以上素晴らしいことはないと思います。
あと、カイジの有名な「キンキンに冷えてやがる!悪魔的だ!」が聞けてよかったです!
藤原竜也は本当に狂った役が上手くて大好きです!
悪い実写化の例
最初にアニメを観て絵や演出が受け付けなくて途中で観るのやめちゃったのですが、
今回の前にやってた地上波放送を観てから再チャレンジしたらあの味(特に立木さんのやかましいナレーションw)が癖になってしまったカイジw
そして本日二回目の映画のTV放送。
一回目観た時も思ったのですがやっぱり藤原竜也がとことんハマってない。
適材適所というか、どれだけいいお芝居をしてもあのカイジの“愛すべきクズ”感は藤原さんじゃないんですよね。
映画化する際のはしょり具合や改悪の多さもカイジという作品の味を落としていたように思うし(あんなに駆け足なら思い切って1つのゲームだけでも良かった気もする)、
原作ファンはタネを知ってるからDVDでいいやという人も多いだろうし、はじめましての人には若干置いてきぼりにされる作りなので映画館で観る映画としてはどうなんだろうとも思うから実写化映画としてはいただけない仕上がり。
ライアーゲームのような成功にならなかったのは作りの丁寧さなのかなあ。
確かに映像化するにはタブーも多いけど、女子供には受けないような原作をあえて実写化するって決めたならもう少しこだわりを持てば原作と別物(漫画もいい、映画もいいというような)路線でなんとでもなる作品でもあると思うんですよね。
どちらにせよカイジの名を借りるなら小汚さはもう少し出すべきだと思いますw変に媚びて中途半端にするのが一番つまらない。
手抜きっぽさがもったいなかったです。(Eカード(小道具)のクオリティは凄かったw)
カイジを観ようと思ったのは頭脳戦心理戦が好きだからでギャンブル一切やらない私ですが、カイジを観れば観るほどギャンブルなんてやるもんじゃないなと思いますw
頭脳戦心理戦も見始めたらかなり力技なものだったけど極限状態の人間くさい起死回生がすごく面白い。
私何観てるんだろう思うくらいとことんダメ人間と汚い社会の話なんだけどなんか観ちゃうw
映画だけの方はゲンドウナレーションも味わってほしいのでw、アニメをお勧めします。
映画は、無言が長く続く撮影が楽しそうだなと思いましたw
とねがわ~ ざわざわざわ
インシテミルに続きみちゃいました~
もともと、マンガ読んでおもしろいなと思っててようやくですわ!
藤原竜也の演技いいっすよね。
こうゆう知的なのん好き♪
ストーリーはマンガなぞってましたけど、
忘れかけてた頃にみたのでちょうどよかったです。
まレビュー書いてたら、なんと来月まだ次作がでるってのを知りましたよ
楽しみ~☆
Eカードはよかった!
原作が好きなので、映画化ということであまり期待はしていませんでしたが見てみました。
藤原竜也と香川照之のEカードでの掛け合い(特に勝利後のカイジのセリフ)は原作ファンとしても結構興奮です。
が、原作13巻分を約2時間に抑えるのがそもそも難しいので、内容は駆け足で薄い印象でした。
あと、遠藤が女性に代わっていたのが。。。ちょっと個人的にがっかりでした。
高い所はやめて。
私ごとになるが^^;
今作は高所恐怖症のヒトは観ない方がいいと思う。。
もうやたらそのシーンが長い…いや~生き地獄だった。
原作漫画は読んでいないが、シネコンのチラシ置場で
触れ込み?マンガのような冊子をタダで配布していた。
ちょーっと読んでみたら、これがけっこう面白い。。
それでついつい観に行ってしまったのだが…。
うーん。人生はゲームなのか。確かにそうかもしれない。
ただこのカイジという青年、いうほど自堕落な生活とは
思えないし、大きなお世話だけど、もっとニガイ人生を
懸命に生きている大人はたくさんいるんだよ!?などと
またオバサンくさい説教感情が巻き起こってしまった^^;
まぁ…借金抱えて二進も三進もいかない人生を選んで
しまった当の本人たちに言っても仕方ないけれど。。
ここで「クズ」だと香川照之に言われまくる参加者たち
だけど、その半生の描き方、カイジとの関わりなどは
ある意味ドラマ性があって面白かった。が、藤原竜也の
舞台演技?があまりに独特でおかしい。特に顔の表情。
あそこまで細かく顔面筋肉を震わせなくても^^;
これは映画だから、そこまで作り込まなくてもいいの!
と何度も言ってあげたくなった。大きなお世話か~。
原作では男だった、天海祐希(けっこう主役級なのね)
気味の悪いジャンケン男・山本太郎、気弱な光石研、
助っ人・松山ケンイチ、出たな!松尾スズキ~などなど
豪華なキャストが豪華船から始まる気味の悪いゲーム
に操られていくが、なんというか…。
命を賭けてまで、こんなゲームに勝ちたい人間の心理、
金に目がくらみ、勝ち負けでしか人を測れない人間性、
そしてあの高層ビル…^^;
見たくないモノの羅列に、かなり神経が参ってしまった。
(私は今の人生に満足です。あと保証人にはなりましぇん)
これはカイジではない。
福本さんの作品はほぼ全て見ていて、大好きです。
カイジも大好きで、映画も楽しみにしていました。
まず、2時間にカイジを入れるのが不可能です。
はしょりまくっていて、カイジの醍醐味である「駆け引き」や心理描写などが薄っぺらいものでしかありませんでした。
限定ジャンケンも、グー買占めや、パー買占め派との勝負、船井の追い込み、古畑・安藤の裏切り、絶望のマジックミラーの部屋での起死回生と、全てはしょってあり、とても修羅場をくぐったとはとても言いがたいですよね。カイジがやったことといえば、カードに血を塗ってすり替えただけ。アホかと。それだけなら、別に限定ジャンケンでなくても何でもいい。ただのカードゲームで血を使ってカードをすり替えただけだし。
それにカード1枚余って別室に行くのも、原作ではカードが一枚余ることを承知の上、覚悟して船井と決戦するのに、映画だとコンビのオヤジが「あ、一枚残ってた」という展開で別室へ。
限定ジャンケンの制限時間が30分になってる時点で、見る気が失せました。豪華客船でやんないでいいじゃん。公民館かどっかでやれよ。って感じです。
そして、別室がこれまた地下。大槻班長のいる地下帝国です。
そういう展開かぁ~と思いつつ、チンチロで脱出するんだな!とちょっと楽しみにしていたら、チンチロなど何もなく、「ブレイブメンロード」に行くやつは自由に出られますよ、という設定。意味が分からん。地下は物理的にどうやっても出られないから地下の意味があるんじゃないの?大槻も囚人(?)側だから人質にもできないっていう設定なんじゃないの?という思いがこみ上げます。
特に、大槻とのチンチロ決戦の爽快感は原作で忘れられないので、映画のような大槻野放しの展開は許せません。
まぁ、ブレイブメンロードは、原作でもあまり駆け引きとかなく面白くないのでいいとして、Eカードも3回戦しかないです。皇帝側と奴隷側を順番にやっていくっていうのもなく、聴覚を賭けるというのもない。まぁ、耳に器具をつけて・・・って言うのもうざったいので、いいとするとしても、なんかよく分からん展開です。借金を返したら数十万円しかなかったから、それを2000万に増やすためにEカード?うーん。
兵藤の狂ってる感じもいまいちだったし(実写では無理か?)、利根川の貫禄(アニメの声優が白竜で超合っているにもかかわらず)もいまいちだったし。
いろんな意味で残念な映画でした。
「カイジが、結局、カードすり替えトリックでうまく行ったね」っていう映画です。駆け引きも何もないです。原作ファンとしては、かなり残念です。
カイジの続編、ないんだろうなぁ~。
あとは、沼、17歩、とパチンコと麻雀だからなぁ。観客動員できるとは思えないテーマだよ。。。個人的には好きだけど。
これでカイジの映画も終わりか・・・。
コワイ・ヒドイ・オモシロイ映画でした。
映画館に置いてあった、小冊子を読んだだけの知識で見に行きました。
思っていたより、社会派作品でした。
ストーリー運びが巧妙で、そこまでやるか?!という連続だったけれど、色々な意味でキョーレツで、堪能できる作品でした。
藤原竜也さんは、すごく良いのだけど、少し大袈裟な演技かな~と思ったけれど、原作を読んでいる友人に聞くと、そんな感じのようですね。
悪いヤツが、何人か出てきます。
他人に借金を背負わせて、トンズラする友人もどき。
悪の組織でのし上がって人の心を持たない、香川照之さん演じる利根川。 皆の憎しみを一身に受ける役を熱演。
地下で負け組達を束ねる、松尾スズキさん演じる班長。 こういう「小悪党」の、良い人面して、ずる賢くて、セコイ、イヤラシさを好演。
天海祐希さん演じる、町金。とことん悪くなくても、迫力ある女性。
山本太郎さんの、憎たらしさ。
友情出演の松山ケンイチさん、良かったです。
カムイの時より、足が長くなった?!
皆さん、さすが!! 良かったです。
じゃんけんゲームも、そんな手があったか!と思いました。
電流鉄骨渡りシーンでは、特撮だよね~とわかっていても、手に汗握り、もっと慎重に行きなさいよとか・・・そんなに悠長に喋ってないで早く行きなさいよとか・・・、いつの間にか一生懸命応援していました。
地下で、汗水垂らして力仕事した後の、一杯のビール。
「悪魔的にうまい!!」というあの一言。
その美味しさを知ることが、大切なんですね。
人生逆転ゲームと副題がついているけれど、「勝ち組」だとか、「負け組」だとかじゃなくて、「何が大切か」をわかること。
他にも、人生教訓が色々出てきます。
保証人にはなるな。
最後の最後まであきらめるな。などなど。
以下、ネタばれです。
最後、カイジは命がけで手に入れたナケナシのお金を、おっさんの娘に渡してしまう。
おっさんが握りしめていて(カイジも握りしめていて)、よれよれぼろぼろになったた手形とともに。
そんなことをすると、また元のビンボー生活に戻るわけだけど、カイジは、晴れ晴れと、清々しい顔をしている。
何が大切かわかった顔。
ぬるま湯につかっている私などには、ハラハラドキドキ恐くて、でも、教訓ありの、社会派エンタメ作品でした。
思ったより楽しめた
大きな期待をせずに見たらサクサクと話が進み、気軽に見れのはいいがすっきりし過ぎだなと思ったが、終わってから思い出すとなかなかよくできていると感じた。
マンガ原作にリアリティを持たせる努力をさほどしているとは思わないが、地下労働から松尾スズキとのやりとり→松山ケンイチとの出会い→鉄骨渡りへの挑戦、この流れが良い。(鉄骨渡りがしょぼいのは置いといて)ここでカイジがはじめて経験した修羅場を経験して度胸がつき、(人間的に成長したかは疑問)Eカードの駆け引きに説得力が出た。
気になったのは音がボケボケだったこと、これが会場の問題か映画自体に問題にあるのかは分からない。
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