「イメージしてたカイジではなかったです。」カイジ 人生逆転ゲーム かつさんの映画レビュー(感想・評価)
イメージしてたカイジではなかったです。
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原作は、途中までは読んでる中途ハンパな人です。(麻雀のルールを知らないので、途中でドロップアウトしました(笑))ただ、この作品のストーリーの部分は読了済みでした。
冒頭から出演陣がほとんど原作のキャラクターに寄せようとしてないように感じました。なんとも、オリジナリティがスゴい。。なので、僕は早々に「カイジ」の実写版として見ることは諦めました(笑) 怪我の功名といいますか、そうすることでなかなか楽しく見れました♪ メインキャストは、元々地力のある方々ですし、藤原竜也さんの圧倒するような激情演技、香川照之さんの「半沢直樹」の大和田常務の彷彿とさせるようなヒール役もなかなか見応えありました。松山ケンイチさんと藤原竜也さんとの共闘もなかなか味がありました。あと、エスポワール号や、強制労働現場でたくさん出てきたモブキャラたちの演技が地味によかった。
「お前らみたいな気持ち悪い金持ちより、最後の瞬間に自分以外の人間を心から気にかけることのできたおっさんはどんなに上等か。〜」は、名言ですね、心に残りました。名言で言うと原作で好きだった「奴隷は二度刺す!」も是非入れてほしかったですね。あと、カイジ名物の「ザワザワ」はコレジャナイ感が。。
最後に、鉄骨を命がけ渡るのを性格の歪んだ金持ちたちが安全地帯から優越的に見ているシーン。確かに、遠藤の言う通り悪趣味すぎるけど、安全地帯から攻撃し、見下し、優越感に浸る。。最近のネットバッシング問題って、この悪趣味なギャンブルと本質は変わらないような感じました。この異常な世界が、ネットの世界では現実に展開されてしまっていると思うと今の世界が末恐ろしい。。
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