劇場公開日 2008年12月20日

「昔に何かで見てた(テレビ放送かVHSかは覚えていない)が、オリジナ...」アラビアのロレンス 完全版 ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5昔に何かで見てた(テレビ放送かVHSかは覚えていない)が、オリジナ...

2025年4月9日
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鑑賞方法:映画館

昔に何かで見てた(テレビ放送かVHSかは覚えていない)が、オリジナルより約20分長いこの "完全版" は初鑑賞だったので「ならば映画館で」と言うことで午前10時の映画祭にて最前列で鑑賞。休憩10分を挟んで4時間の着座。
壮大なスケール感、現代ではCG無しでは難しい撮影、特殊なレンズを付けたカメラ等など解るが やはり長く感じました。
『プロメテウス』(2012)でマイケル・ファスベンダー演じるアンドロイドのデヴィッドがロレンスの喋り方をまんま真似てるのが、改めて分かった。見た目は "男性型" だが性別の無いデヴィッドに "中性" のロレンスを当てはめた演出なのだろう。

『アラビアのロレンス』撮影中にラクダの大行進のシーンでピーター・オトゥールが落ちてしまい、監督たちは後続のラクダの群を見て「あっ、これは踏まれて駄目だろう」と覚悟したらしい。しかし、ラクダには人が落ちたら覆い被さる様な習性がある(もしくは訓練してた)のか ピーターは無事だった。近づいてデビッド・リーンが言ったのは「ピーター、次のテイクは行けるか?」だったとか。

後のインタビューでピーターに「冒頭のオートバイは実際にあなたが乗って撮影してるが危なくなかったですか?」と聞くとピーターは「危なかったので最後に撮影したんだ」と答えた。(トム・クルーズの『M:I-2』の岸壁登りのシーンも確かそうだった。)

ちなみに長尺映画で長く感じなかったのは『ベンハー』(1959年 222分)、『ドクトル・ジバゴ』(1965年 197分)、『ゴッドファーザー PARTII』(1974年 202分)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984年 205分)、『シンドラーのリスト』(1993年 205分)、『バビロン』(2022年 185分)、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023年 206分)など上げればきりがない。

ナイン・わんわん
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