劇場公開日 2008年12月20日

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アラビアのロレンス 完全版のレビュー・感想・評価

全57件中、1~20件目を表示

4.0イギリスの政治犯罪

2024年3月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

イスラエル問題の発祥、ロレンスも知りながら、同罪

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多様性男女平等自由主義

5.0アリさんがサリーちゃんのパパにしか見えない…

2024年1月9日
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鑑賞方法:映画館

🍄2024年の野望🍄
《アカデミー賞作品賞》受賞作品制覇✨ 全95作品中記念すべき4作目✨✨
1963年作品賞受賞

『めちゃくちゃ長いよ〜しかもずっと砂漠の映像😂』となんだか観る気を無くさせる評判ばかり周りから聞いていたのでこれまで挑戦しなかった本作品。それでもアカデミー賞作品賞コンプを目指すなら避けては通れない道……ということでWOWOWさんの放送を録画してお家でゆっくり〜と思っていたら新文芸坐さんがまたしても超絶タイムリーに上映してくれるとな✨✨これはお家で観るより劇場のやつだろー!と観て参りました📽

まず冒頭から驚きの暗転、有名なテーマソングのオケ音楽のみ4分半の演奏。事前の場内アナウンスで聞いてなかったら“あれ?映像無いの??”と映写機の故障を疑ってたよ、絶対😂
基本的にこの映画ってこの超有名曲をいろんなテンポ、曲調、楽器使用で何度も繰り返し使用するから最初に刷り込んでおくつもりでこの4分半使ってるのかな??確かに効果覿面だったー。

英国軍の中では変わり者として知られるロレンス氏だったけど、砂漠の民たちの心を掴むのが上手かった。距離の詰め方、信頼を勝ち取る方法、その辺りをナチュラルにやってのける。途中、『VIVANTで観たヤツやーん!』となる場面も多いけど、砂漠のシーンが素晴らしい🌟
砂漠って砂砂砂の印象だったけど、いろんな表情を持つと知ってあたしもロレンス同様砂漠に魅せられてしまった(´∀`艸)♡♡
“There are only two kinds of creatures who find fun in the desert, bedouins and gods, and you are neither. ”と言われてたけど、あたしもロレンスも楽しめるタイプかとww

いや〜他にも書こうと思ったら次々と出てきてしまって収拾つかないからこの辺で。
歴史上の出来事、実在の人物、そして1962年に発表された作品でありながら壮大なスケール、今でいうブロマンス(やBL含む)なんかも織り交ぜられてて盛りだくさん。『2001年宇宙の旅』以来となる久々にインターバルのある作品観たけど、こっちは長さをあまり感じさせられることなく(イビキかいて寝てるオヂサンは結構居たけどw)もう一度でももう二度でも観たい作品。

大好き💕そして『イングリッシュ・ペイシェント』が観たくなったー🍀

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らまんば

5.0ロレンスさん頑張りました❗ ファイサルさんも頑張りました❗

2023年8月25日
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楽しい

興奮

寝られる

砂漠がとても美しい‼️

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masakawa fujisawa

5.0大画面で観るべき映画‼️

2023年7月15日
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楽しい

怖い

興奮

まずこの作品の一番の見所は、砂漠という大自然の圧倒的魅力を70ミリの大画面に描いたところです‼️といっても、今時70ミリの上映方式を採用している映画館なんてありませんから、普通の映画館の大画面で観れば充分だと思いますが、常に映画館で上映しているわけではありませんので、なるべく大きなインチのテレビの大画面で観ましょう‼️ちなみに今地球上で最大のテレビサイズは370インチです‼️30年以上前に初見した際、四角テレビのブラウン管で鑑賞、後にワイドサイズで鑑賞した際、その画面の構図設計の緻密さに驚愕したものです‼️砂漠の向こうに、まるで蜃気楼のように一つの影が浮かび、それがだんだんと人の姿だとわかってくるロングショットにまず引き込まれます‼️このシーンは砂漠というものはどういうものかを我々に教えてくれる名シーンです‼️そしてラスト近く、ロレンスがオマー・シャリフ、アンソニー・クインとラクダの大部隊を従え "ダマスカスへ!"と進撃するシーンの高揚感はホント素晴らしい‼️そしてロレンスを演じるピーター・オトゥール‼️ロレンスというアウトサイダー的な人間が、理想と現実のギャップに突き当たって人間性がどんどん変化していくその過程が、この作品の一番のテーマだと思います‼️そして大画面にふさわしい迫力のあるモーリス・ジャールの音楽‼️ほんとに素晴らしいですね‼️

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活動写真愛好家

4.0美しく恐ろしい砂漠の風景

2023年7月15日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

午前十時の映画祭で鑑賞しました。この有名な映画、タイトルだけは知っていたものの見るのは初めてでしたが、こういうストーリだったのね。強く印象に残ったのは、前半部分の美しい砂漠の風景でした。美しくそして恐ろしい砂漠の風景は、冷房の効いた映画館のなかではあっても、夏に鑑賞すると砂漠に水を持たずにいることの恐ろしさが、なにやらうっすらと感じられます。

最初は、なにやら軽くてフワフワした印象のロレンスですが、段々と戦士の顔になってくるところは興味深かったですね。実在のロレンスの評価はさまざまだったようですが、映画をみた感想も同じような感じです。彼も苦悩していたのでしょうな。それにしても、砂漠の民は苛烈な環境で文化を育んでいただけに、その価値観や正義感も現代の日本に住む私には、到底理解できるものではありませんでした。

映画館での拘束が4時間近い大作でしたが、長さは感じませんでした。名作と言われる映画を鑑賞出来て幸せと思える時間でした。

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お菊の皿

4.5雄大な砂漠と細か過ぎる人間模様

2023年7月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

名作としての存在のみ認識している状態で午前十時の映画祭にて鑑賞。午前十時の映画祭には感謝です。

感想はタイトルの通りです。文句なしに名作でした。
ブリティッシュとベドウィン、ターキーの民族の違い、部族、民族の中での立場の違い、文化の違いと砂漠とのコントラストで表現したのかな、と感じました。そこに、ロレンスの虚無感、と自分には映る、にはまり込んでいく姿にやるせ無い気持ちになりました。

しかしなんだ?UKの二枚舌に翻弄されたのはアラブだけではなかったんですね。

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zem_movie_review

5.0これぞ!

2023年6月29日
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鑑賞方法:映画館

映画館では初鑑賞。
この素晴らしい映像を映画館で味わえて良かった!
マッチ棒から砂漠に切り替わるシーン、遠くからアリが現れる井戸のシーン、大好きなシーンがいっぱい有ります。
インターミッションから先は、政治やロレンスの苦悩の話しが多くなるのは残念ですが。
それも含めて映画史に輝く傑作だと思います。

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やまぼうし

4.0クソ長い映画

2023年6月26日
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鑑賞方法:映画館
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SP_Hitoshi

5.0風とライオン

2023年6月25日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

「驚いただろう?君たちはアラブを野蛮で残酷だと罵る。だがこれを見ろ、本当に残酷なのはどちらだね?」

午前十時の映画祭で鑑賞。
我が歴代映画ランキング第6位を20年間守り続けている本作。
完全版のDVDを買い与えられたのは13歳のときだった。以来お気に入りの1作で、それこそ嘗めるように観てきたものだ。高校では世界史を選択したが、最も試験の点が良かったのはイスラーム史だった。当然、背景にはこの作品がある。
では何故観たって?劇場で見たことがなかったからだ。音を楽しみに行ったと言うべきか。モーリス・ジャールのスコアが聴きたかったから行った。
これは…もし映画が好きならば好き嫌いに関わらず観ないといけない作品だと改めて実感した。しかも劇場で。太陽を、熱砂を、TVで目にして理解したつもりになっていたのが何とも情けなかった。こんな作品、二度と人類には製作出来まい。
サウンド以上の収穫は歳をとったからこその「見方の変化」に利息として現れた。初めて観たとき、僕にとってロレンス(演:ピーター・オトゥール)は「理想に燃えた悲劇のヒーロー」として映った。だが今回は真逆。(ナチス・ドイツを除けば)世界史上類を見ない最低最悪の偽善国家である大英帝国の魂胆を知りながら看過し、大言壮語でアラブを焚き付けたロレンスは「己を過信したペテン師」として映った。恐らく大英帝国の中でも1,2を争う悪行である「三枚舌外交」の片棒を担いだのだから、その罪は重く、「僕は知りませんでした」では到底済まされない。唯一の救いは終盤に彼自身がそのことに気付く点にあるが、時既に遅し、個人の力ではもはやどうにもならない局面まで事態は悪化していた。
キャストで見てみると、この作品は典型的なまでの「フットボール型」。もちろんロレンスはピーター・オトゥール以外考えられないくらいのハマり役なのだが、不滅の1作たらしめたのはアリ首長(演:オマー・シャリフ)とアウダ・アブ・タイ(演:アンソニー・クイン)の2人によるところが大きい。最後に点を決めるのはロレンスだが、この両翼がサイドを駆け上がるからボールは運ばれ、ロレンスのゴールへと結び付く。
このフォーメーションをチェスの如く組み上げたデヴィッド・リーン監督に改めて脱帽し、心からの敬意を表する。

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ストレンジラヴ

4.04Kのデジタルリマスターの映像は映画館で見るべし

2023年6月23日
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鑑賞方法:映画館

午前10時の映画祭 デジタルで蘇る永遠の名作。
このシリーズで見た。大画面、大音響、そして4Kの映像は素晴らしい。3時間47分。そんなに長くは感じなかった。1962年の作品。

NHKのドキュメンタリーでもロレンスの放送があったが、アラブを裏切ったことや反乱軍の指導者フェイサル王子とイギリスの通訳をしたことなどはこの映画には直接描かれてはいない。
多くのシーンは灼熱の広大な砂漠の中を延々とラクダとともに行進する過酷なシーン。そして、いくつかの激しい戦いのシーン。数多くのラクダや馬が入り交じる映像は、「実写」であり迫力がある。現代のような多方面のカメラアングルによるコマ割動画の連続やスローモーション、グロテスクなまでの殺され方などの演出効果はないが。

あまり歴史的な流れや地図上の位置関係を具体的に説明してくれないので、今どこで何が起こっているのかがつかみにくい。事前によく調べておくとより楽しめるのではと思った。

後半からはアラブとトルコの戦いなど、様々な動きが入り交じるので面白くはなるのだが、ロレンスも人間が変わったようになり、どうもスッキリしない。
もっと史実に忠実だったらと思うが。1962年公開の時点では限界?

イギリスの思惑でアラブとトルコを戦わせ、アラブには独立を匂わせるがそのつもりはなく、イギリスの石油資源確保のための利用に過ぎなかった。

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M.Joe

5.0映画館で見るべき作品

2023年6月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

素晴らしい、余りにも素晴らしく偉大な作品。機会があれば、劇場にて鑑賞して欲しい。一人の稀有な人間の生涯を見事に演じたピーター・オトゥール、個性の強い優れた役者陣の素晴らしい演技、演出、舞台美術、脚本、映像の美しさ等々。映画の真髄を全てパッケージにしたこれこそが映画であると言っても過言ではないだろう。特に砂漠の美しさに息を呑んでしまう感覚を堪能してもらいたい。

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shanti

3.5午前十時の映画祭 にて。

2023年6月18日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

午前十時の映画祭 にて。

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ほんのり

5.0リマスターされ続ける名画中の名画

2023年6月10日
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あるイギリス軍人の栄光と挫折。砂漠と荒地が果てしなく広がる異世界を冒険した男の物語。セリフが示唆に富んでいて何度観ても面白い。結構パーソナルな映画ではあるが、やはりイギリス、アラブ諸国、トルコの関係など、現在の政情と比べると大変に面白い。

当たり前だが、これがCGあと処理なしのロケ撮影だと思うと感心してしまう。幾つかのシーンは誰の目にも焼きつく名画中の名画。VHS、DVD、ブルーレイ、4k版とこれからもリマスターされ続けるのだろう。

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Yuk

4.0後半はちょっとだるい

2023年5月14日
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映像は素晴らしい。

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ダビ

4.5【”アラブ人にアラブの誇りを取り戻させるために。”若きピーター・オトゥール演じる”エル・オレンス”の姿を、故伊丹十三氏のエッセイを絡めて記す。】

2023年3月14日
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鑑賞方法:映画館、VOD

悲しい

興奮

幸せ

■1916年。イギリス陸軍少尉・ロレンス(ピーター・オトゥール)は、オスマントルコ帝国からの独立を目指すアラブ民族の情勢を確かめるため現地へ向かう。
 反乱軍の現状を目の当たりにした彼は、アラブの種族をまとめ上げてゲリラ戦を展開。
 拠点をめぐる激戦に勝利するまでになるが…。

◆感想

・ご存じの通り、今作はオリジナ版(207分)と、1995年に公開された227分の完全版がある。私が学生時代に名画座で観たのは、年代的にもオリジナル版である。
ー インター・ミッションて何々??と言いながら、WCに駆け込んだなあ・・。
  それにしても、私がコロナ禍以降に劇場で観た「ベン・ハー」「風と共に去りぬ」などは、皆3時間を超える長尺である。
  インド映画ではないが、1960年代の傑作映画は皆、インターミッションがあったのかなあ・・。更に言えば、今作同様「ベン・ハー」でも、本編がナカナカ始まらない・・。
  “放置プレイか!と思ってしまったぞ!”-

・ロレンスを演じた当時30歳のピーター・オトゥールの金髪、碧眼の美しさには、今でも惹かれる。
ー 因みに、ピーター・オトゥール氏はアイルランド人である。この辺りも、是非、伊丹十三氏のエッセイで、お楽しみ願いたいところである。-

・冒頭のロレンスが、バイク事故するシーンはピーター・オトゥールの友人であった、伊丹十三氏のエッセイをそのまま記す。
 - ”スタンド・インなど使わなかった。””そりゃ、随分危ないじゃないか!””勿論危ないさ、だからあのシーンは撮影最後の日にやらされた・・。”-

・又、今作ではロレンスが難攻不落のアカバを内陸から攻め落とし、彼の名を高らしめるシーンがあるが、このシーンでのピーター・オトゥールの発言も興味深い。
ー 何千頭の駱駝が全速力で掛けるシーン。ピーター・オトゥールは先頭に立っていたそうであるが、落ちてしまったそうである。誰もが彼が死んだと思っていたら、駱駝はそういう場合、上に被さって守る性質を持つ生き物であるそうである。
  で、ピーター・オトゥールが、ゴソゴソと駱駝の下から這い出した時に今作の監督である、デヴィッド・リーン監督が彼に掛けた言葉が、相当凄い。
  ”どうかね、ピーター。次のカットは取れるかね?”
  ピーター・オトゥールは”こいつは、鬼だ!”と思ったそうである。
  彼が、未だ大スターになる前であるが、当時の映画製作の現場の状況が見えて来るようである。ー

<勿論、今作の砂漠の彼方に沈む数々の夕日のシーンや、ロレンスの想いがアラブの部族を越えた民に認められ、彼が”エル・オレンス”と呼ばれ、慕われて行く姿や、彼の理念が大英帝国の思惑に会わずに、彼が失意の中、事故死する冒頭のシーンとの連想性も見事なる作品である。>

■オリジナル版と完全版を鑑賞。

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NOBU

5.0映画史上に燦然と輝く名画中の名画!!

2023年1月4日
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命をかけて自ら前線の渦中に立ちトルコと戦い中東諸国の独立に尽力したイギリスの軍人T・E・ローレンスさんの波乱の人生を描く歴史超大作

主人公のちょっと変わってるけど、学問に長け、軍規や上官への反骨精神を持ち、そして何より大きな戦果によって中東の現地人から絶大な信用を勝ち取り独立活動を成功に導く英軍人ローレンスをピーター・オトゥールさんがエネルギッシュに熱演し魅力的です

そしてなんと言っても本作の最大の見所は巨匠デビッド・リーン監督など作り手が徹底的にこだわった映像美、
・真っ白な砂漠と真っ青な空の美しいコントラスト
・砂漠に浮き沈むサンライズとサンセットの息をのむカット
・荒野に巨大な渓谷がそびえ立つ自然の彫刻美
・ラクダや馬に乗って大群衆が砂漠を疾走するのは、同時代に生まれた名画"ベン・ハー"の戦車競技シーンに勝るとも劣らぬダイナミックなド迫力映像
・列車襲撃の大爆破シーン
と、現代では簡単にCGで済ませてしまうであろう映像を全てライブで撮りきる徹底したこだわりぶり
しかも本作は、それらの見事な映像を70mmフィルム方式の作品として残すべく製作されたため、ただでさえ撮影機材が大きい上に砂漠の熱波でダメージを受ける大型フィルムを保護するために食料保存機器に保管するなど、スタッフの並々ならぬ努力で苦難を乗り越え後世まで語り継がれる歴史超大作の誕生という偉業を残しました

とにかくベン・ハー同様に人も時間も巨額な金もありったけ注ぎ込んだ映画史上に燦然と輝く金字塔的作品、1962年に製作されたとは思えない圧巻のクオリティ、227分があっという間に過ぎていき、終わった直後にまた始めから観たくなる魅力的な名画中の名画です!

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Jett

3.0植民地政策のなれの果ての悪い平和。

2022年7月10日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

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単純

内容は第二次世界大戦前の1910中頃の中東を統治するオスマントルコが無くなりトルコとして🇹🇷領土を拡大しようとする最中、横槍を入れ植民地化しようとするイギリス🇬🇧とフランス🇫🇷の政治的側面と中東独立に一役買いヒーローとなったイギリス人でありアラブ人の一人の男(T.E.ロレンス)の視点から描かれる物語。好きな言葉は『私が敬愛し恐れた男は己を恐れ憎んでいる』ダマスカスを攻略しアラブ国民会議がイギリス🇬🇧やフランス🇫🇷よりも早く占拠したにも関わらず纏まりのないアラブ国民会議に挫折し、虎視眈々と中東資源を狙う欧州の政治に振り回されながら『政治は汚い!』といった主人公に対して一番の側近が積年の思いを主人公に重ねて振り絞る言葉の重みが良かった。『平和は老人の様に醜い、あるのは不信感と警戒心の渦巻く駆け引きだけだ…』最後の最後に大佐となったロレンスにアラブの国王となる人に掛けられる乾きにも似た事実と現状。その時のロレンスの力亡き顔とスッキリしない表情は外面と内面の矛盾に苦しんでいるようで非常に感慨深いものがありました。歴史的にあった事実に即した物語で結果ロレンスはイギリス人でもアラブ人でも何人でもない存在となり結局は要が済めばどちら側からも迷惑な存在と使い捨てられる所が何とも言えない。それにしても砂漠の雄大な🏜景色や登る朝日に沈む夕日ラクダの🐪大群に馬の🐴荷台など素晴らしいロケーションとカメラワークで圧倒され唖然としていまいます。この景色を映画館で観ることができなかった事を後悔しました。

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コバヤシマル

5.0目がすごい

2022年6月30日
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あと芸能人は歯が命
あのねー人間変わっていくんだよね
でもねー変わらない部分もあるんよねー

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ミスター

5.0マイベスト Motion Picture

2021年11月29日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

悲しい

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知的

壮大なスケール、示唆に富んだ数多くの名シーンそして名台詞の中から浮かび上がる1人の男の栄光と挫折。
デビッドリーンの最高傑作にして個人的にも不動のナンバーワン。リバイバル上映を劇場で観れたのは本当にラッキーでした。DVDでも部屋を暗くして序曲からインターミッション、間奏曲を挟んで終曲まで全編余すこと無く堪能し定期的にあの砂漠へ旅に出ます。
音楽、演技、演出、美術、撮影、編集、衣装全てが神がかっていて、これほどまでに格調高い映画はCGなどの技術ばかりが発達した今となっては、もう出てこないのではないでしょうか。

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A Lonely DINOSAUR

4.019歳の思い出

2021年7月8日
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鑑賞方法:VOD

Netflixに入っているのを知り、何となく観始めた。
高校時代に憧れていた方と予備校1年を経て、初めて異性(母親とは別)と最初に観た映画になる。
初見は19歳、1987年。私は62年生まれなので、当然、名画座での鑑賞、場所は札幌市の北24条、「シネマ23」。
現在の札幌は札幌駅、大通り、ススキノがメインの街並みだが、当時は北24条も映画館がピンクを含めて3館あり、第二のススキノとして活気があったのだ。
観た当時は初めて異性と観た映画ということで、緊張もあったのか何も覚えていない。Intermissionがあったのが不思議と覚えており、その時にトイレに行ったことは鮮明に覚えている。
当時の映画館の売店は洒落たものはなく、清涼飲料水(まだ、お茶のペットボトルや缶はなかった)は無く、何故か「カルミン」があった事を覚えている。
その女性とは、その一回のデート(なのかな)のみで、その後は交流は無かった。

そして、改めてみた、この映画。
凄い、まずCGでは無い映像の凄さ、そしてヒーローではないロレンスの葛藤、4時間に及ぶ長尺が全く苦痛では無かった。

シネマ23は無くなったが、今、自分はその場所から歩いて1分のところに住んでいる。

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hanataro2