精神のレビュー・感想・評価
全3件を表示
この人達に『PLAN75』は救いになるのだろうか?
キャベツを切る姿を見て、人には色々な人がいると感じた。多分彼女は真剣にやっているはずだ。それが凄く良く理解出来た。それだけでも、この映画見て良かったと思う。
この人達に『PLAN75』は救いになるのだろうか?
僕の頭の中にも『PLAN75』と言うインベーダーがいる。映画が好きでたまらなかった僕は『PLAN75』を見て映画が嫌いになりそうだ。勿論、僕だけのインベーダーだと思う。
考えて考えて
今散歩から戻って来ました。今日空は薄暗く雲は灰色でした。
駅のそばの田んぼをよく歩きます。
お天気の良い日は太陽が出てくる所を見て、なんか解らないけれど強い大きい光が
私の体の中に入って来るのを感じます。雲も良いですよ。
だから、何度も立ち止まり空をみます。
何日か前から映画「精神」で感じた事を書きたかったのですが、なかなか纏まりません。
山本先生の相手を否定しない「あんたはどうしたいの?」という言葉良いですよね。
私にも問いかけて欲しいと思いましたよ。明確な答など出せない自分はそれが病かも知れない?
出せないまま今に至ると言う事はいいかげんに生きて来たのかも・・・。
答を出そうと突き詰めて思い懸命に考える人は、結局は自分を卑下しこの世に生きていてはいけないと感じたり、
逆に世間が悪いと怒りが爆発してしまうのではないかしら。
鬱病と言ってもいろんな症状があるし、統合失調症でも千差万別なのかも知れないので一概には言えないけれど。
理論家の患者の話は頷けますね。
カーテンの話、また彼はクリスチャンでキリストは共にあるというような文章読んだでしょ。
知的な彼はもっと居ましたね。カットの彼=菅野さん、それと三宅のイクちゃん(医師だった様です)
イクちゃんはただ頭をかきむしり声も出さない、妙に気になりました。
「こら-るのブラックジャック」と菅野さん(ヘビースモーカー)が言った時少しイクちゃん笑いましたね。
「肺がんの手術をイクちゃんにして貰いたいけど高いよね。いくら?」なんて菅野さんの優しさいいよねー。
彼も山本先生に救われたから出た言葉ではないかしら。菅野さんの詩集も良かった!
女性の方々もいろんな話をしてくれていました。
診察前にうつになった時はどんなに苦しいかを話してくれた女性、亡くなったのですね、三宅のイクちゃんも。
今の自分は体の衰えとどう付き合うかとか、
人生を達観する事の出来ない精神力の弱さを見つめつつ生きています。
つらかった
精神病院の様子は滅多に見ることができないので興味津々で見たのだが、この世の不幸を濃縮したようなつらい場面の連続でつらかった。うつ病も精神病もなりたくてなる人はいないのだが、なるべくならないように願いたい。
中でも子供を虐待死させてしまった女性の話がつらかった。その後、また子供を授かったそうで安心した。
病院が和風の民家だったことにも驚いた。先生が朴訥としていて、話を聞いているような聞いていないような、それでいて親身であるという絶妙な距離感で、そうじゃないと務まらないのかなと思った。
全3件を表示