「イーストウッドの映画にハズレはない・・・」グラン・トリノ colt45SAAさんの映画レビュー(感想・評価)
イーストウッドの映画にハズレはない・・・
最近「運び屋」と「ミリオンダラー・ベイビー」を立て続けに観たが、「許されざる者」同様高水準の作風に只イーストウッドの演出の手腕に脱帽してしまう。
この人の映画は「運び屋」でも感じたが、「差別色」を強く感じるが、そもそもストーリーが朝鮮戦争の帰還兵が隣に引っ越してきたアジア系の家族との最初は対立があるが、徐々に打ち解けている姿が描かれているので、避けて通れない道なのだろう。
とにかくイーストウッドが嫌な程カッコいい。
この作品の基本ベースは「許されざる者」同様「マカロニ・ウエスタン」と同じ匂いがする。
それはクライマックスを観れば理解できると思う。(そもそもマカロニ・ウエスタンの世界を知っていればの話だが・・・)
一番の見所は隣人のアジア系家族の娘と息子とのふれあいにあると思う。
それは朝鮮戦争で自分が犯した罪(と言うか軍の命令)で多数のアジア人を殺傷した罪の償いなのだろうか?
いろいろ思う作品。
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