BALLAD 名もなき恋のうたのレビュー・感想・評価
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歴史に,ありがとう。
真一と又兵衛の交流が薄い。
小ネタの扱いがおざなり。>脇差しと携帯
など,細かい勿体ない箇所が目立って,
感動までは至らずとも,
又兵衛と簾姫のラブストーリーは,
草なぎ剛,新垣結衣の熱のこもった演技で感情が伝わり,
そこに真一(武井証)の無垢な眼差しが加わって,
泣かせポイント多数。
あの時代,叶わぬ恋がいっぱいあったんだろうなぁ。
と切ない思いを馳せるとともに,
住んでいる場所の歴史を知ってみたい,
調べてみたいと思わせる余韻を届けてくれた。
香川京子の配置に黒澤明オマージュが見えて嬉しかった。
「隠し砦の三悪人」を山崎監督で再リメイク希望。
やっぱ…ツヨポンらしいエンドなのね。
ツヨポンってどの映画でも女優さんとハッピーエンド迎えることが
今まで無かったので…この作品はどうかな?って思ってたんだけど…
やっぱ、そう来ましたか(^_^;)
タイムスリップする少年が勇気が無いって悩んでて…
あの戦争を経験したことで勇気が持てる子に成長したのだろうか?
この作品はクレヨンしんちゃんのリメイクって皆が知ってることだから
ストーリーも何となく見る前から分かってるってことで
良いのかしらね?
確かに普通の家族が戦国時代に行っても(自衛隊じゃないんだから…)
実際、具体的には何も出来ないよね。
戦国時代に生きてる方々の現代の品々に驚愕する演技には
笑っちゃいました。
あと…大沢さんがカッコ良かった(^^♪
寝不足で劇場に行ったのに途中寝なかったので
面白い作品なんだろうな…とは思いました。
奇跡の時間
新垣結衣プロモーションとしてはいい
表情もいいきいきして、はっちゃけた感じも初々しい。
大沢たかおもカッコいい、甲冑姿は凛々しいし所作も堂に入る感じ。
草なぎ剛は侍大将の衣装だから、映像栄えはしないものの
武骨清涼感(生き様も)があり殺陣も良かった。
合戦シーンの弓矢の描写や、接近戦の見せ方も緊迫感があり映像に引きつけられました。
(クルマが出てくる合戦シーンは緊張感ナシですが)
真一が、偶然助けたことにより生かされた草なぎと、新垣が想い合うことが可能となった時間を『奇跡の時間』と考える新垣の言葉で、最後に草なぎが倒れた意味が理解でき、居なくなってしまったことにも救いがありました。
ところで、B5版チラシ(劇場によく置いてあるもの)をもらったのですが、ここにあらすじが、映像で1時間分記載されています。
ポイントとなる部分を、興味をもたせる書き方ではなく、結果そのものが記載されていまして、『隣国暴君が姫をもらい受けたい、断れば戦になるがどうする?』普通、後は“見てのお楽しみ”ですが、続きが書いてあり『真一の両親からの情報で断り、戦になる』との記載、ここで、両親が戦国時代に来て、戦になることまで記載済み。
また、最後には『バラッド=殆どが悲劇的結末』との表記もあり(音楽家には常識なのでしょうけど)、観客には物語が、どっちに転ぶかを考える楽しみは残されておりません。
加えて、映画本編でも現代にいる両親が『史実によると、自分たち一族が戦で功績をあげるから、戦国時代に行けるんじゃないか』と語るシーンがありますが、この時点で両親、戦に関わり活躍することは決定で、ここでも先に結果を示唆しており、伏線じゃなくて暴露、家族が参戦するかどうか、葛藤があるのかないのか、観客に考える楽しみはありません。観客に戦いを期待させる効果狙いで語るにしてもそれなら、すばらしい戦いをしてほしかった。
いつも情報入れないで観に行くので、チラシ読まなきゃ良いのですが、チラシがここまでネタバレだとは思わないもので(予告編はたまにネタバレありますが)、自分の修行が足りません。それから、チラシ普通に2回折りたたむと、新垣さんの口元が“あひるくちびる”に見えるように作ってあって楽しめます。
カワイイ。
親愛なるシンちゃんの物語が、こんな大河ドラマになるなんて思いもしておりませんでした。こんな本格的戦国ドラマになる何で驚きぃ~!
親愛なるシンちゃんの物語が、こんな大河ドラマになるなんて思いもしておりませんでした。スタッフの想像力の逞しさに、ただただ起きれるばかりですぅ。
山崎貴監督とROBOTと白組がタッグを組んでいるため、CGと実写のつなぎは完璧。CGだけでなく、実写の合戦シーンも迫力満天に描けていて、なかなかの本格時代劇でした。 かなり時代考証にはこだわっていて、時代考証の専門家の評価もすこぶるいいのです。山崎監督のポテンシャルの高さを実感しましたね。
それにしても、オリジナルのクレヨンしんちゃんは、アニメのくせに、凄いですよね。かなり時代考証が正確なんだそうです。
思わず本作の山崎監督がライバル心を発揮して、アニメに負けるわけにはいかないと、原作に輪をかけて、当時の合戦シーンをを忠実に再現したそうです。
物語は、しんちゃんこと川上真一が、学校から帰る途中仲良しのクラスメートの女の子が、いじめに遭いそうなところを庇おうとせず、逃げ出したことことから始まります。真一は逃げたことに深い自己嫌悪を抱きます。
何気ないシーンですが、真一の『逃げるな』という自戒の言葉は、全編を繋ぐ重要なキーワードとなって、本作に深みを与えていくのです。
劇場版のしんちゃんは、至って普通の少年。しかし、思ったことや大人なら気が引けてしまうような質問をすばっと言ってのけるところは、本人譲りのキャラなんです。演じている武井証くんは『いま、会いにゆきます』で大注目された、当代一の名子役。
草なぎ剛を始めとするスターに囲まれ、しかも時代劇シーンの中で、ただひとり現代人として乗り込んでいっても、現場の空気に飲み込まれず、平然と大人の武将達を真一らしく手玉に取るところは、凄い肝っ玉ですよ、この子(^^ゞ
武井証くんに喰われているのが、草なぎ剛。“鬼の井尻”という強面の侍大将をこれまでにない気迫で演じているのは分かります。けれども根っこのヤサ男ぶりが板に付いているのか、無骨さにおいて迫力不足です。真一と並んでいると、どうしても優しいお兄ちゃんに見えてしまうのです。
廉姫との恋も、はにかみぶりが妙に似合っていて、無骨な武将の恋に疎い不器用さが、霞んでしまいます。演技が下手というのでなく、本人も相当努力して役作りを頑張っているし、この役のプレッシャーが、後の事件に繋がったのではと推測できます。
そもそも役柄が草なぎとマッチしていなかったのではないかと思います。侍大将役では、『 山形スクリーム』で演じていた沢村一樹の方が良かったと思いました。
この又兵衛の侍としての勇気ある言動から、真一は逃げないことを学びます。逆にどこまでもシャイな又兵衛に真一が恋の後押しをする原動力となるのも、逃げたら後悔するという自らの痛い経験からだったのです。二人の関係は、なかなか感動的でした。
そして全てのストーリーが終わったとき、真一の顔つきが明らかに変わっています。それは又兵衛との約束で、決して逃げないことを自覚した顔だったのですね。
本作は、廉姫として新垣結衣も好演しています。フレフレ少女での元気少女は完全封印。戦国武将の娘として、又兵衛との恋を秘めてでも、国の安定のため戦略結婚に応じようとするけなげさに滲んでいました。
当時の女性の立場と真一が持ち込む現代の自由な恋愛事情の対比が隠れた本作のテーマにもなっているようです。身分の違う又兵衛との恋に悩む廉姫が真一の語る未来の身分の差がない世の中に憧れるのも、身にしみて伝わってきましたね。
新垣の控えめながら、強い情念を込めた演技が、本作の浪漫を引き立てていたと思います。
但し、タイムトリップの方法は少し乱暴です。戦国自衛隊の方が説得力がありましたね。まぁ~原作がクレヨンしんちゃんですからねぇ~。
それと本編は、真一の夢の中の世界と現実の世界が交叉しあっているので、どっちが現実で、どこまでが夢なのか分かりません。だから案外メインストリートの方が、夢だったのかも知れません。皆さんはどう見られるでしょう?
そして意外なラストの恋の顛末。これは劇的すぎて明かせません。あっ!と言うことが起こります。本編最大の悲劇なのですが、残念ながら唐突過ぎました。もう少し丁寧に描いてくれたら、三丁目の夕日のように、泣けたことでしょう。
でも笑いあり、涙ありの楽しい作品でした。
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