「また、反省させられる映画を見てしまった」今度は愛妻家 casiopeaさんの映画レビュー(感想・評価)
また、反省させられる映画を見てしまった
評判が良いということでとりあえず見に行った。俳優陣はとてもすばらしく自然に映画の中に引き込まれてしまった。まず、思ったのは夫婦というものはこんなものかなと思った。この映画のように夫としては妻が空気のような存在、しかし、いなくてはならないもの、空気はなくなったら大変なことになるから。とても大切なもの、しかし、当たり前に同じ屋根の下にいて、当たり前に毎日二人で生活している。しかし、相手がいなくなって初めてその大切さがわかる。ごく当たり前の話なのだが、人間、そこに感動する。また、この映画を見て、自分が妻に対して感謝の気持ちを全く言わないことに反省する。前にも似たような映画を見て妻に対してもっと感謝の気持ちを出そうと思った。しかし、すぐに忘れてしまう。やはり、いつも同じ家にいるのが当たり前になっているからだ。当たり前ということは、実は、人間が生きていく中で、最も大切なことなのではないのか、と改めて自覚する。
人間とは愚かなものですべてのことにおいて失って初めてそのありがたさに気付く。当たり前も当たり前でなくなってはじめてそのありがたさに気付く。これは、人間であれば、みんな同じなのではないでしょうか。この映画を見てまず妻に実行したいと思ったのは、食事がうまかったら「おいしい」、家に帰ってきたら「お帰り」を心をこめて(恥ずかしいが)言いたいと思った。なぜならそれしかできないからだ。
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