「正直者がバカを見るのではなく、バカだから騙される」動物農場 ネコ脱皮さんの映画レビュー(感想・評価)
正直者がバカを見るのではなく、バカだから騙される
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とりあえず共産主義アンチという事だけは分かった。動物や寓話はともかく、従っても使い捨てにされる先がみえてるのに冷酷非情な独裁者に忠誠をつくす程、人間はバカじゃないけどな。
最初、武器持った人間達に特攻してた牛や馬が、中盤からナポレオンの従者の猛犬2匹にビビるってあり得ない(笑)。そこは団結しないのか。
他にも「共産主義の成れの果ては独裁」という作者の思想の元にトントン拍子にストーリーが進むので、処々矛盾が目立つ。元凶だった人間のイジワルな農場主は、何故見放されたのか良くわからず勝手に自爆オチ。自業自得って事なのか結局存在異議が分からん。
頭が良すぎたスノーボールは農場に長居したとしても、早晩バカな仲間に愛想つかして見放すだろう。過労死ボクサーは「正直者がバカを見る」と言う作者のメタファだと思うが、イイ奴なら仲間が団結して独裁者に異議を唱える(ストライキ)けどなぁ。彼は嫌われ者という設定なのかな?
結局トクをしたのはテキトーに儲けた商人だった。
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