「字幕で観たい作品。」アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
字幕で観たい作品。
ブルー・スカイ・スタジオが作るアニメーションの色合いは
やっぱりベストだな~といつも思う。
極彩色でなく、色褪せた感じでもなく、とても自然な色。
その名↑のとおり、空の色の透明感に勝るものはない。
ただそれに引き換え、どの作品も今ひとつ面白くない^^;
おそらくヒットしているのって、このシリーズくらいかも。
第1作目からずっと観ているので、今回も劇場へ。
取り立てて目新しい脚本ではないし、
(いつもながら)話に困るとスクラット任せ!ではある^^;
(そして今回は、彼にもある意味で?転機が訪れる)
ただやはりシリーズ化されるくらいなので、テンポが良い。
字幕版を観れなかったので比べようがないが、
主要3キャラを演じる御三方は、大分板についてきた感じだ。
とくに太田光。
ナマケモノのシド、今回は母親めいた演技でおちゃらける。
彼の声を聞き慣れているせいもあるだろうが、とにかく自然。
常に孤独な彼は、家族なり子供なり友達が欲しいのである。
ちょっと太田の「素」を観ている感じがして?面白い。。
今回は、マンモスのマニ―とエリーに赤ちゃんができ、
ディエゴは体力の衰えから、ひとり旅に出ると宣言する。
シドは孤独を紛らわすため、拾ってきた卵を育て始めるが、
そこからティラノザウルスの赤ちゃんが産まれてビックリ!
やがて母ザウルスに、こぞって全員が連れ去られてしまう…。
そこには太古の恐竜世界が広がり(互いに絶滅種だけど?)
彼らをマニ―達が助けに行くのだが、そこへ今回新登場!
で加わるのが、イタチのバック。実はぜひ字幕で観たかった
理由の一つがバックの声をあのS・ペッグが演じてるからだ。
このバックというイタチ、ルディという大恐竜とかなり前から
死闘を繰り広げていて、互いに闘ってナンボ。の仲でもある。
奴からマニ―達を救ったところで、これからの目的を見失い、
平和な氷の世界へ行くことをためらう…と、そこへルディの声!
おぉ!奴め生きていたか!ということで彼はまた地下へ戻る。。
もう、氷の世界には二度と行けないのを承知で。
こんな関係をうんと古い映画で観たような…と思っていたが、
どこかのレビューで「白鯨」と書いてあるのを見て、あー!!と
感激してしまった。そうだ…まさにソレだ。そこ、すごく好きv
というわけで…
目新しさはなくても着実に中年域を楽しませてくれる仕上り。
音楽も良いので、お聴き逃しなく。
(この作品、もしや釣りバカシリーズみたいに続いたりして^^;)