「タイトルなし」永遠のこどもたち ソルトンさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
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画面の外から聞こえてくる家の軋みや足音、聞こえるはずの無い何者かの息遣いと言った音の使い方が秀逸な作品だった。
全体通して話や設定は良かったが、気になる所もチラホラで、夜中に物音がする小屋に1人で入っていく奥さん。起きていたはずの旦那はどうした?奥さんが車椅子に成ってからだって、何か有っても奥さんの後に着いてくる始末。ちょっと主人公だからって奥さんに何でもかんでもやらせ過ぎなんじゃないかと。
息子がパーティー中に消えた時は、突然海辺の洞窟に向かって奥さんが走っていたけど、何かソコに息子が居るんだと奥さんが思いたった演出が欲しかった。転んだだけで足を大怪我もしてたけど、後々の展開にも活かされていないし必要だったのか?
終盤、話が見えてくると超常現象も霊に悪意は無さそうで怖さ的には少し安心して観れたけれど、最後はアレで本当に良かったのか?ちょっと旦那が置いてきぼり過ぎやしないか?
ちょっとしたイジメが原因で死亡した袋を被った男の子、その復讐で殺された孤児達、母親の不注意で秘密の部屋に閉じ込められて死んだ息子といった具合で、意外と残酷な話だった。
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