バンコック・デンジャラスのレビュー・感想・評価
全3件を表示
主人公の設定に無理あり。
クリックして本文を読む
成功率100%の冷徹な殺し屋という設定の男が、タイのバンコック(バンコクではなく、英語発音で)での人々との出会いによって、最後の仕事の歯車が狂わされていく、というストーリー。
その設定に無理がある。
成功率100%ということは、お金さえ貰えれば良いという非情さを持っているはず。
しかも、自分で作ったルールを、簡単に変えてしまう。
普通、これで最後と思ったら、もっと慎重になるんじゃないの?!
仕事が終わってから、彼女にアタックすればいいじゃん、などとも思ってしまった。
殺しの標的を自分で決めた時間に撃つというのもヘンだし、明らかに準備不足だし、白昼堂々と撃ち合いをするというのも、あまりに目立ち過ぎ。
しかも、スゴ腕スナイパーなわけだから、一発で当たっても良さそう。
本来は、使い捨てのはずの通訳を、弟子にして拳法を教えたり、銃の使い方を教えたり。
なのに、それを生かせていない。
一つの街で、短期間に4件もの殺人を請け負うのというのも、設定にムリあり。
と、まあ、ツッコミ所満載の映画なので、それなりに楽しめるのですが、全体的に、哀愁が漂っているので、笑うに笑えず。
中途半端でした。
全3件を表示