「素晴らしき哉人生」ミスター・ノーバディ だいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしき哉人生
近未来の世界。
人類最後の「死を迎える人間」である老人は、
自分が辿ってきた人生を語り始める。。。
人生の中で無数にある「選択」。
人生に「たられば」は無いけど、
その「たられば」の世界を生きてきた主人公。
「ミスター・ノーバディ」=誰でもない人間。
それは、この作品の主人公でもあり、
この作品を観ている僕ら観客でもあり、
それ以外の誰かでもある。
そして、「誰でもない人間」は、
選択によって「何者か」になることが出来る。
全ての人間の人生に無限の可能性がある。
この哲学的な話を2時間という短時間で
見事にまとめあげた監督の手腕に賛辞を贈りたい。
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