劇場公開日 2009年1月31日

「無難な中継ぎ作品。」20世紀少年 第2章 最後の希望 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0無難な中継ぎ作品。

2009年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

昨年夏に公開された映画『20世紀少年』の第二部。3部構成なので、残るは第三部。こちらは、今年の夏公開予定。ちなみに、映画公開のとき、第一部にはサブタイトルは無かったと思いますが、DVD化に際して『20世紀少年 第1章 終わりの始まり』と言うタイトルになったようです。

三部構成の第二部と言うことで、謎を解きつつ、伏線を残すという困難な場面転換が求められる位置。少し謎が残りすぎた気もしますが、それなりに無難に話は進んだと思います。とは言っても、元がマンガだから仕方ないかもしれませんが、最後の第三部に繋がるところの繋ぎがかなり強引。一気に場面転換が図られはしましたけどね。

前回出た俳優陣は、それなりに老けメイクをして、時代が進んだ事を示そうとしていますが、ちょっと苦しかったかも。あと、前回は出ていませんが、ユースケ・サンタマリア、彼の老けメイクは悲しいです(笑)。って言うか、日テレの羽鳥アナもアナウンサー役で出ているんですが、彼まで老けさせる必要はあったのでしょうか? もしかして、本人役だから、老けさせた?

小池栄子の演技が怖いです。無駄に元気で、目を大きく開いた演技は、かなりの恐怖です。それと、小泉響子役の木南晴夏は似てますねぇ。意外に重要な登場人物なんですが、無難にこなしていたと思います。それに比べ藤木直人。彼に演技をさせてはダメですね。

次回が結末。次回も見に行きたいと思います。

勝手な評論家