「リアリティライン」くもりときどきミートボール Curveさんの映画レビュー(感想・評価)
リアリティライン
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自身のリアリティラインをどこに引けるかによって評価が分かれると思う。
空から食べ物が落ちてくるなんて!と思う人は勿論話を受け入れられないだろう。
食べたものが腐るんじゃないかと思う人も画面に映る食べ物が雑音となってしまうだろう。
今作は程良く都合よく楽しむことが重要なのである。
私は出来た。
ワクワクする。子供の頃夢想した蛇口を捻るとジュースが出る、の映画化だ。
スピード感もあって良かった。
更にキング・コーンを見た後だと大量に作られ、余る食糧=ゴミの構図をあまりに分かりやすく描いている。
臭いものには蓋を仕切れない感じ。
楽しいシーンも数々思い起こされる。
警官の「胸毛がさわぐ」や飛行機上の「遊ぼっ遊ぼっ食べて食べて~」やゴミの波から船を抱えて逃げる警官のスローシーン。チキンブレッド。「嘘みたい。あっという間に3時間」。親父からのメール。
他にも書ききれない。好きなシーンだらけだ。
絵もポップで好感が持てる。
子供のいる家では何度も見返せる映画だと思う。
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