劇場公開日 2009年3月14日

  • 予告編を見る

「 前作ではビクターの秘密が明らかにされた。すなわち、ビクターがヴァ...」アンダーワールド ビギンズ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 前作ではビクターの秘密が明らかにされた。すなわち、ビクターがヴァ...

2018年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 前作ではビクターの秘密が明らかにされた。すなわち、ビクターがヴァンパイアの始祖ではなく、コルヴィナスこそが始祖であり、彼らは互いの利益のために契約をしたのだと・・・今作ではそのビクターの悪の面を存分に見せてくれる。1作目の『アンダーワールド』でも少しだけ覗かせてくれた、ビクターの娘ソーニャ(ミトラ)とライカンのルシアン(シーン)との悲恋が中心だ。

 このローナ・ミトラはケイト・ベッキンセールにかなり似ているが、元々ビクターがセリーン(ベッキンセール)を処刑人として育て上げた経緯も亡くした娘に似ているからという理由だったことが1作目で言及している。劇場で観たときには過去2作を忘れてしまっていたため感動してしまったけど、復習のため過去2作を見てから見ると、重複部分があるので評価も下がってしまいました。ただ、2作目で主要キャラがほとんど死んでしまったため、こうした過去に戻る作品を作るしかなかったのだろうし、後の続編のために上手く挿入されてたんだね・・・

 メインはあくまでも2人の悲恋だけど、奴隷として冷遇されていた狼男たちがルシアンによって新種の血を分け与えられ、脱走・反乱をする描写が見事。ビクターは死んだようにも見えるけど、死なないんだよな。こうやって見直すと、やっぱり1作目が一番いいね。

 ちなみにライカン以前の狼男たちは、マーカスと双子の弟であるウィリアム直系の獣として扱われている。

kossy