「秘密が好きでね、収集している」シャンハイ shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
秘密が好きでね、収集している
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映画「シャンハイ」(ミカエル・ハフストローム監督)から。
上海を舞台に、太平洋戦争時代の諜報部員が交わす台詞が、
面白くて、メモをしてしまった。
特に男と女の会話は、本音なのか、作戦なのか、
その見極めが、今後の活動に影響するから、ドキドキである。
「秘密が好きでね、収集している」と言えば「面白そう」と答え、
警察が尋問するかのように、質問をする相手には、質問で返す。
すると「質問には質問?」とまた質問が浴びせられ、
「ポーカーさ、手の内をみせない」とサラッとかわす。
その会話の妙に、諜報部員らしさが表現されていた。
そう言えば、昔から気になっていた「上海」というパズルゲーム。
積み上げられた麻雀牌の山から、同じ牌を2枚選び、
その牌を取り除いていくといった麻雀牌を使ったゲームであるが、
そのゲーム名がなぜ「上海」なのか知りたかった。
物語の中で「上海は、東洋のパリだと友人が言った」
「上海は、日本の侵攻を免れた都市の1つだ」というフレーズがあり、
他の都市と比べて「上海」という都市が魅力的であり、
言葉の音としても「シャンハイ」は響きがいいことがわかる。
どこか、諜報部員(スパイ)が似合う都市「上海」。
「2010年アメリカ・中国合作映画」というのが、また気になるが・・。
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