劇場公開日 2008年12月26日

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「アジャ監督にしては」ミラーズ MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0アジャ監督にしては

2017年8月15日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

「24」のキーファー・サザーランド主演作であるが、韓国映画のリメイク作品とは意外。アレクサンドル・アジャ監督ということで過激なホラーを期待していたが、かなり真面目で大人しい作品だった。風呂場でのシーンはかなりグロかったが、全体的にしっとりした作りということもあってか嫌悪感はあまり感じない。本作はただ単に幽霊が出て来て怖がるような作品ではなく、あくまでも謎解きをストーリーの軸としている。時折、主人公がジャック・バウアーに見えるが、彼を起用したのは正解だと思う。後半は爆発ありのアクションシーンの連続で、まさに「24」そのものだ。ラストは衝撃的な展開を向かえていた。確かに、予想的中率0%だろう。
しかしストーリーは比較的面白いが、これといって印象に残るシーンもなく、ホラーとしてはどうだろうかと思った。期待しすぎると肩透かしを食らうような映画だ。特にアレクサンドル・アジャ監督のファンはがっかりするかもしれない。

Mina