「プロパガンダ?」イングロリアス・バスターズ AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
プロパガンダ?
ドイツ人将校ランダ大佐が怖い。
醸し出す雰囲気冷たく,狡猾なキレ者。
演じるクリストフ・ヴァルツが,
みごとな存在感を醸し出し,
それはブラピを喰っていた。
タランティーノお得意の,まわりくどい会話が秀逸。
多国籍の言語がスリリングを味付けし,
ユルさとシャープのさじ加減も絶妙で,
最後まで,おもしろい。
反面,
ショシャナの復讐劇があっさりで,やや残念。
戦争を背景にした「ならず者」の話は,
「アメリカンNo.1」と謳う戦時下高揚作品のよう。
後味はあまり良く無い・・・。
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