ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動のレビュー・感想・評価
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出来ればもっと彼らの踊りが見たい
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国内の内戦が紛糾中のウガンダ北部。
オチヨリ族パトンゴ小学校が国内の音楽コンクールに出場し、奮闘するドキュメンタリー。
映画はその中で、主に3人の子供の身に起きた悲劇的な出来事を、本人の口から語って貰う。
それぞれに親を目の前で殺され、兄弟は誘拐されて反政府軍の兵士へとされてしまい、もう一生会えないかもしれないのだ!
そんな重苦しい内容が約1時間近く続く。
映画的な楽しさは皆無だが、実に身につまされる事は間違い無い。
その後、最後まで国内コンクールでの奮闘振りになり、やっと開放感が出て来る。
色々と考えさせられる内容でしたが、出来ればもっと沢山彼らの踊りが見たかったと言うのが正直なところ。
カメラアングルもクルクルと変えずに固定で良いから最後までじっくりと…。
無い物ねだりですけどね。
(2008年11月15日東京都写真美術館大ホール)
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心に響く鼓動
印象に「楽しい」と「幸せ」を選んだのが正しい選択か分からない。
確かにウガンダ北部は今なお危険と隣り合わせであるし子供達も故郷の家に帰れていないだろう。
しかし、この作品は、そんな状況下でもたくましく生きる子供達を音楽を通して描いている。
そして、音楽を演奏する彼らは幸せそうだ。
困難な立場でも自分達のアイデンティティーに誇りを持つ彼らは、恵まれた暮らしをして忘れている大切なことを教えてくれる。
本物の映像だからこそ伝えられる事実だ。
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