「熟年になって初めて自分と向き合って分かる正直な心」60歳のラブレター 重さんの映画レビュー(感想・評価)
熟年になって初めて自分と向き合って分かる正直な心
中村雅俊扮する橘孝平はじめ3組の男女のラブストーリー。60歳になってただの老いぼれに過ぎないと気づき、今まで30年ないがしろにしてきた妻に対する反省の気持ち、連れあいの妻が脳腫瘍だと診断され生死をさまよう中での夫の妻を思う切ない気持ち、研究バカの出世出来なかった医者と有名な翻訳家の不器用な恋愛とそれぞれに感じ入る感情が湧き出る様な人を愛する気持ちは若いうちには分からない、熟年になって初めて自分と向き合って分かる正直な心なんだよね。実感を持って観る事が出来た良い作品だ。
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