GAMER ゲーマーのレビュー・感想・評価
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かつてはゲーマーでしたが・・・
仮想世界での殺人ゲームを楽しむ現実社会の人間。そうした人間の本質を暴いていくとか、過剰なまでのネット世界を批判するとか、そんな社会派の内容は全くない。たしかにゲームの開発者キャッスルの異常人格が悪として描かれているものの、それを許可した政府や警察に関してはお咎めなしだ。
ネットの仮想世界ソサエティはかなりポップでエロでグロ。さらに一方で殺し合いが続くスレイヤー。現実社会は現代とさほど変わらず、ただサイモンのコンピュータ室にしろ、デブのオタクプレーヤーにしろ、かなり進んだコンピュータ環境。刑務所に入りたがる人間が多く、社会経済は混乱してるかと思えるのに安定している。一体この映画で何を言いたいのだ?!
ストーリーもつまらなく、0.01秒を争う死の世界なだけに通信で戦えば致命的・・・てなことが30試合目にやっと登場。サイモンは脇役だったのか。有名俳優を使ってる割に、みな脇役だったりする勿体ない映画だ。アリソン・ローマン、ジョン・レグイザモ、ゾーイ・ベル・・・
とにかく、不快感しか残らない。印象に残ったのは、サイモンにテレビ電話でケーブルを売ってくれと頼む可愛い姉妹がおっぱいを見せるシーンだったりする。こんなエロは好きなのだ。しかし、殺人ゲームという不快感を最後にキャッスルの悪事を暴くことで爽快感に変える工夫が見られない。結局、復讐のため殺しちゃうんだからな・・・その復讐というのが、ハメられて殺人犯にされたことなのに、その恨みが全く伝わってこない。どこを褒めたらいいのやら・・・
☆☆☆
近未来に起こりそうなゲームの世界が美しかった。アクションも衰えていなくて映像、ストーリー共によく出来ていたと思う。挿入歌もストーリーや映像に良くあっていた。もう1度見たい作品であった。
GAMERにはなれない自分。
今さらながらゲームにまったく興味がないもので^^;
果たして近未来でこんなゲームが流行ったとしても
おそらくハマらないだろうなぁ(その上怖すぎるしx)
死刑囚を闘わせて何とやら~や、遠隔操作でそれを
人間が操る~とか、今まで観てきた既視感アリアリの
映像展開なので、目新しさというものはないのだけど、
キモイ男(ゴメンね)が遠隔操作している主人公の妻が
結構いろんな恰好しちゃったりするなど、エグい感じ。
主人公を操るのがまだ少年だったりして、彼の権利を
横取りしたい(爆)女の子が胸まで見せちゃうvっていう
動画映像もいかにもありそうで、笑ってしまった。
今じゃ何でも見せる世界に映画を観る方も慣れてきた。
ただ、何でも見せれば面白いかというと、それは違う。
何もかも見慣れてしまえば人間はまたすぐに飽きて、
次から次へとターゲットを変える。話題性のあるものに
飛びついておかないと、巷の流行に乗り遅れるだとか、
漠然とした危機感に囚われて躍らされるだけ…なので
自分の真意や欲望がどこにあるのかをよーく考えれば、
総てが仮想空間で叶えられたりはしないことに気付く。
やたらスピード感に長けて、映像が目まぐるしく変わり、
観る者を圧倒するワリに中身がイマイチ…という前半と
やっと盛り上がりに長けてくる後半とのアンバランスが
変わっていて面白かったが、なんか自分には疲れる^^;
私はつくづくGAMERにはなれないみたいだ…。
(いつも良い人が死刑囚という、そこ一番の問題では?)
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