ララピポのレビュー・感想・評価
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中身がないようで、ちゃんと核心ついてるな~ みんながみんな誰かを妬...
中身がないようで、ちゃんと核心ついてるな~
みんながみんな誰かを妬んでいて
みんな誰かに妬まれていて
みんなだらしなくて
みんな愛くるしい
本作ではキャラクター達それぞれの”性生活”に着目しているがゆえに、
ちょっとチープな出来に見えちゃってるのがもったいない…!!!
イマを適当に生きる若者に渇を入れつつ、それでもいいんじゃないか
そういう生き方でも誰かにとっては羨ましい人生かもしれないと励ましを受けた気持ちにもなる。
特に森三中の村上さん演じる声優志望のロリータ娘がお気に入り。
これぐらいの温度感で命を消費していきたい(笑)
ノブコブ吉村はどうしても「ピカルの定理」のビバリとルイにしか見えないw
この作品を好きだな、と決定づけたシーンは「ララピポ」の意味が分かった瞬間だったな。
たまにはこういうゲスっぽくて、安っぽい作品から気づきを得たいのよ。
lot of people
杉山はヤバいタイプ。女に振られ続けたからといって、ひきこもりになってしまうまではいい。上の住人のセックスを盗聴するのもいい。しかし、出会ったロリータファッションのぽっちゃり女(森三中の村上知子)に「釣り合ってる」と言われたことに腹を立てるなんて・・・なんて理性のない下半身なんだ。まぁ、その下半身という人格も破たんしてたような気がする・・・
そんな序盤のストーリーが終わると、次はデパガのトモコ。堕ちていく女という点では生々しいけど、映像的にはそれほどでもない。それよりも中村ゆりが最初は地味でさえない雰囲気だったのに徐々にお水系の綺麗なねーちゃんに変身していく様子がよかった。
あまり面白くないんじゃないかと思っていたが、6人の男女が繋がっていく様が非常に面白いのだ。「この世界には2種類の人間しかいない」という語りで始まるが、結局は皆上へ這い上がれないままでいるところもいい。
まずはAV出演が決まったトモコ。そして同じころ栗野によって熟女良枝もAV出演へ。親子丼というテーマだったのだが、トモコと良枝が実の親子だったことが判明。そして、ゴミ屋敷に火を点けたのが青柳だったり、デブ女は実はプライベートビデオを撮るAV女優だったとか、その彼女にファンレターを送るのが栗野だったり・・・
そんな中で良枝が介護疲れで母親が2階で死んでいて、その悪臭を隠すためにゴミ屋敷にした経緯がなんとも切ない。彼女のエピソードだけで映画が1本出来そうなほどだった。しかし、彼女も結局はエロ。いくら介護疲れが原因であってもエロじゃ同情できなくなる(笑)。
ちなみに“ララピポ”とは"lot of people"をネイティブに発音したもの。大都会において、二種類の人間しかいなくても、片方は極端に少数なんだろうな。
音楽が残念
しょっぱなからド下ネタで、マジかよと思ったけど、 観すすめていくと...
このどうしようもない俺たちに!
コミカルな映画だけど、
リアリティのある人間たちの実情を
描いてるなぁーって、思った。
ラスト、この先どうなるのかっていうのは
ないけれど、やっていくしかねぇんだって
思えた。
俺も、このどうしようもない人達のなかのひとりなんだ。
ゴミ屋敷オバサン…リアルに居そう
人生、リセットさせてくれ!
現代の若者達の抱える苦悩をコミカルに描いた
不思議なテイストの群像劇。
風俗嬢のスカウトマンを中心に
彼にスカウトされて沈められてしまうデパートガールとその母、
スカウトマンの下の部屋に住んでいるもてないフリーライターと
彼と関係するデブ女、
それとカラオケボックスに勤務する青年
以上六人の生活上の悩みをコミカルに描いている。
いくら良い大学を出ていても女にもてず、
気が付けばスカウトマンの部屋を覗きみする
情けない男になりさがっていたり、
底辺の生活から抜け出そうと
必死に女性を食い物にして金を稼ごうとする男、
人付き合いの煩わしさから、
男の言うがままにキャバクラから抜きクラ、更にはヘルスへ
に身を落としていく女。
表層的ではあるが、
そこには、人生をリセットしてやり直したい
と願う現代人の苦悩がみてとれた。
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