空へ 救いの翼 RESCUE WINGSのレビュー・感想・評価
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隊員募集PR映画?
原作はコミックなので自衛隊広報が作った隊員募集PR映画ではないのだろうが、話がベタすぎるし素人臭さプンプン、エピソードを繋げたドキュメントに見えた。
もちろん自衛隊のレスキュー部隊の活躍は賞賛に値するしリスペクトなしには見られないのだが映画に娯楽性を期待する向きには申し訳ないが退屈に思えてしまう。
レスキューヘリでは「カルフォルニア・ダウン」の崖から落ちた自動車からの救助シーンが凄かった、やっぱり多少は予算をつけてCGも使わないと映像的には物足りない。それでもV-107AしらさぎやブラックホークUH-60Jなど実機は十分出てくるのでそちらの好きな方にはたまらないであろう。
航空自衛隊初の女性パイロット川島ハルカの物語。訓練飛行中ミスして叱...
航空自衛隊初の女性パイロット川島ハルカの物語。訓練飛行中ミスして叱られ、海の救難ミッション途中で中止、山の救難ミッション機体トラブルで隊員が負傷。メカニックのメガネ女子落ち込む。横須賀1尉がメガネ励ましてイイ雰囲気になり、婚約。ハルカが緊急搬送して助けた女の子からお礼の手紙届くがその娘は肺炎で死んでいたと知らされ落ち込む。
横須賀1尉の救出ミッションは海上自衛隊の協力でクリア。横須賀助かって涙するメガネっ子。笑顔のハルカで終。落ち込むかその度に復活する主人公が良い。
ここぞという場面だけじゃなくて、ヘリが出るシーン全部に交響曲みたいのずっとかかっている。演出過剰。
引き返す決断をするのも、任務のうちだぞ
映画「空へ—救いの翼 RESCUE WINGS—」(手塚昌明監督)から。
どうして、女性ってこんな感情的なんだろう?と思うシーン満載。(笑)
誰もが、救難に来たのだから、救えるものなら救いたい、
けれど、そのために無理をして、救援隊も死んだらどうするんだ。
何度も何度も、同じような場面があるから、気にかかった。
三浦友和さん演じる「隊長」が、主役の彼女に無線を通じて叫ぶ。
「引き返す決断をするのも、任務のうちだぞ、川島」
また、木村佳乃さんの台詞だったかな、
「救われる人にも、救う人にも家族はいるからね」も同じ意味だろう。
「感傷で救難活動をしてはならない」、そんな台詞もあった。
正義感・使命感だけで行動することを「無茶」と言う。(汗)
特にメンバー全員の命を預かる立場の人間は、
常に冷静でなければならないことを訓練で教わり、
それが実行できるからこそ、
女性初の救難ヘリUH−60Jの新人パイロットとなったはずなのに。
実は、私たちの仕事も同じことが言える。
途中経過で、効果が上がらないと判断したら、引き返す勇気を。
「幕開け」は喜ばれるけれど、「幕引き」は不満をふづけられる嫌な役目。
全体のために、引き返すことは、何も恥ずかしいことではない。
肝に銘じておきたい台詞だった気がする。
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