「抒情的な眼下の敵」真夏のオリオン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
抒情的な眼下の敵
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終戦間際、最後の戦いを続けるイ77潜水艦を救ったのは艦長倉本(玉木宏)の恋人志津子(北川景子)がお守りと共に送った楽譜「真夏のオリオン」だったという情緒溢れる反戦映画。潜水艦と駆逐艦の闘いの様は潜水艦映画の古典的名作「眼下の敵(1957)」の焼き直しのようでしたね。
潜水艦映画としての迫力を期待しすぎるとちょっと違うかも、艦長倉本は当時の日本の軍人には想像できないほどの教養ある人命尊重派に描かれていますし、戦闘シーン以外は余りにも抒情的で美しいロマンスなので複雑な印象でしたが、一応名作に相当、これはこれでありでしょう。
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