「俳優陣が豪華」ウルフマン(2010) いちごだいふくもちさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優陣が豪華
すでに今まで何作も作られありきたりになってきている狼男の物語。やはり注目は、否が応でも俳優陣になります。
ローレンスを演ずるは、ベニチオ・デル・トロ。いや~彼は狼男に適役ですわ。なんたって、メイクしていなくても、ワイルドで獣臭がします。バキバキっと狼男に代わっていく、おなじみの変身シーンなんてものも、違和感が無く観れますね。なんだか返信中の苦しさがそんなに伝わってこないのは気のせい?
ローレンスの父を演ずるは、アンソニー・ホプキンス。まさに狂気の父。意地悪にもほどがあるよねぇ・・・。彼の狼姿もなかなかおもいろい。変身がすばやいのは、狼歴が長いベテランだからなのか!?
ムサ狼とコワ狼に挟まれて、その中でエミリー・ブラントの美しさが引き立ちます。
さて、肝心の物語なのですが、満月の夜に無意識に人を殺してしまう、そして愛する人までも・・・という狼男ありきたりな物語なのですが、人間に戻ったときの苦悩ってのをもう少し表現してほしかったなぁ。こういうゴシックホラーってのは、自分の宿命にそむくことが出来ない悲しみというものがつき物だと思います。
可もなく不可もなく、正統派なゴシックホラーといった感じでしょうか。もう少し捻りがあれば良かったかなぁ。
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