劇場公開日 2009年6月27日

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「ただの出来の良いヒューマンドラマ」ディア・ドクター トミキングさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ただの出来の良いヒューマンドラマ

2019年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

大げさではないが、じわじわと染みる内容だった。

一見して、無免許医師の町医者という設定やテーマがなかなか派手なので、最初は社会的意義やドラスティックな展開を期待してしまう。
しかしすぐに、医療や法律、ミステリや大げさなドラマを期待するのは、間違いだと気づく。
この作品が描いているのは人であり、その先の人と人の関係だと感じた。小さいが社会にも通ずる部分がある。

何にも解決策や治療法、答えを求めようとする現代人にとって、曖昧にしておいた方が良い事もある。そして結局は、正しい解決策なんか無いことの方が多いのが世の中ではないかと。

もちろん映画は監督だけで決まるものでもないが、「ゆれる」よりも幾分観やすく、違った印象を受けた。

トミキング