「センチメンタル・ジャーニー」エレジー ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
センチメンタル・ジャーニー
P・クルスの官能演技よりも(キレイだが、いやらしくはない)
B・キングズレーをどうやって「オトコ」として見ればいいか、
そちらに苦労してしまう作品…。だってガンジーなんだもんx
歳の差云々よりも、彼がエロ爺ということに、多くの違和感が
感じられて仕方ない。はたして…彼の濃厚演技が観たいか?
否か?そこにすべてが集約されている気がする。
ちなみに私の感想は、彼は脱いでも神聖。嫉妬までも美徳。
男女の情念の世界では、女を覆い尽くすほどの存在感が必要。
内容的にかなりセンチメンタルな描き方で、互いの情熱よりも
いつ、どこに惹かれ合ったのか、そこがイマイチ理解に苦しい。
特に学生だった(そう見えるからスゴイ)ペネロペが、
ガンジーのどこに?尊敬以上のものを感じたのか分からない。
それでも中盤以降~ラストの彼女の演技力には脱帽する。
「赤いアモーレ」「ボルベール」にはまったく及ばないが
あのアイドル顔で、見事に「女」を演じきれる数少ない女優だ。
(しかしエレジーとはニクイ表現。男女の未練心が切々と。。)
コメントする