「極寒のブリザードの中、襲いくる謎の殺人鬼の恐怖」ホワイトアウト odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
極寒のブリザードの中、襲いくる謎の殺人鬼の恐怖
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昔、南極に墜落したソ連の輸送機、謎の積み荷とか地質学者の不審死とかサスペンス風に進むのだが、背景の理由の説明が無いので消化不良、よくある沈没船のお宝探しの冒険ものをひねったのでしょう。結局肝は極寒の南極基地を舞台にしたピッケル殺人鬼のスリラー映画という感じでした。
主人公のキャリー・ステッコ(ケイト・ベッキンセール)はアメリカのアムンゼン・スコット南極基地のFBI保安官。冒頭から必然性の無いシャワーシーンはB級映画の臭い(脱いだのは代役だそう)。
なぜ南極にFBIかは疑問だが、まあ、200人規模の研究者や作業員が同居するのだから小競り合い位は起きるのだろう。実際に2000年5月に天文学者の不審死がありましたが、ニュージーランドで遺体解剖の結果、死因はメタノールの過剰摂取ということで事件性は無いとされました。
なんとなく分かるようで分からない墜落事件、気温-80℃、迫りくる45m/sのブリザードの中、襲いくる謎の殺人鬼というシチュエーションが物珍しいということなんでしょう・・。
折角、銃があるのにあまり使わないのは過去のトラウマか?、一応、ハラハラしますが今どきジェイソンもどきの殺人鬼なんて古臭すぎる気もしますし、湿っぽい幕引きもしっくり来ませんでした。
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