「いただきます」ブタがいた教室 Arcoさんの映画レビュー(感想・評価)
いただきます
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生命を食べる、ということについて、今一度考えさせられる作品。
永遠のテーマ化してしまうからこそ、感謝の心で様々な動植物をいただこうと思えた。
しかし、同じ豚でも、ペットとして飼うのと食用の家畜として飼育するのとは違うということを、しっかり描いてほしかった。
全体的に押さえ気味というか、弱いのは、残酷だというクレームを避けるためだろうか?
食の大切さや、肉を食べることの意味も、もう少し納得できるシーンが欲しい。
その際、ベジタリアンについても触れなくてはならないと思う。
また、『食べないというより食べたくない』から、他クラスにバトンタッチするか業者に引き渡す、という人任せな二択にも少しガッカリ。
子供たちが出した精一杯の答えだ、というのはわかるが。
印象に残ったのは、ピーちゃんと別れるシーンでのカメラワーク。
子供たちがわらわら走ってトラックを追うのはありきたりだが、ピーちゃんの乗った荷台からの視点に変わるのが良かった。
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