「前編のデル・トロはちょっとふっくらしたいい男!」チェ 28歳の革命 カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)
前編のデル・トロはちょっとふっくらしたいい男!
最近一番観たかった作品、
チェ、にようやくご対面です。
でも、二部作の一本目だけです。
やっぱ、チェが凄かったのは、
30歳代になってからのボリビアでの活動でしょうから。
まぁ、これは 受売りですけど。
彼の事を知ったのは、中学の頃に観た映画。
誰が出てたなんかこれっぼっちも覚えていないのに、
ヘリコプターにのせられて輸送されているラストのシーンを
おぼろげに覚えているのです。
彼がカストロに会い、キューバ革命に参加したのが
題名の通り28歳の時で、革命が達成したのが30歳の時。
彼になりきっているベニチオ・デル・トロの姿も
最初はふっくらしていたのが、
最後の方はかなり精悍になり、まるで別人のようでした。
この映画を観ながらチェのどこが偉大なのかを考えました。
きっと、革命の進展過程のちいさな成功に浮かれる事無く
本当の革命の成否は、革命後に人民が自立できるかどうかだ
という事を見据えていた、というところなんだと思います。
だから人材の育成に力を注ぎ、
活動の合間にも、部下に読み書きを教えて続けたのでしょうね。
でも、やっぱり、まだ半分、この続きが観たい!
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