「チェ・ゲバラ 前編」チェ 28歳の革命 柴左近さんの映画レビュー(感想・評価)
チェ・ゲバラ 前編
キューバ革命やチェ・ゲバラのことをある程度知ってから鑑賞しないと難しい。
説明がほぼ無く、ドキュメンタリーのように進む展開に何度か眠気を覚えたが、ひたむきに正義を貫こうとするゲバラの情熱がひしひしと伝わってきて感動した。ベニチオ・デル・トロの演技に脱帽。
戦地で殺伐としているはずなのに、画面が綺麗なこともあり見やすかった。
たくさんの名言をサラッと言うので、何度か見てまた確認したい。
この時代と何も変わっていない世界。資本主義と共産主義。先進国と途上国。
生活も豊かで独自の宗教観・歴史観を持つ日本人にはピンとこないかもしれないが(そもそもそれすら知らない、知ろうとしない人が多いが)、世界は偽善と欲望で形成されているのを知っていなくてはならないし、それらから国や家族、友人を守っていくのは他の誰でもなく自分たちなんだということを忘れてはならない。
チェ・ゲバラからのメッセージ。
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