「雲の上の世界感かな?」サヨナライツカ 51ですさんの映画レビュー(感想・評価)
雲の上の世界感かな?
12年ぶりの主演、中山美穂.....原作は夫で芥川賞作家の辻仁成さんの小説.....「あなたは、死ぬ間際に誰かに愛されたことを思い出しますか?それとも愛したことを思い出しますか?」......期待に夢広がる!
テーマ性は良い映画だと思うが、あまりにも設定が高貴過ぎて、あまり共感が持てない.....。
高青年を気取るエリートサラリーマン西島秀俊が演ずる「豊」(零の焦点とキャラがダブってしまうのが残念!).....誰もが敬う美人で金持ち令嬢との結婚を目前に控え順風満帆....そんな中、赴任先のバンコクでこれまたさらに大金持ちの沓子と出会い深ーい恋に落ちる......エリートサラリーマンという設定だが、あまり仕事を精力的にこなしているシーンがなく、日夜、沓子のことばかり考えているようで....欠勤も繰り返す....でも、一つ大きな仕事を成し遂げるごとに出世、出世.....一販売課社員が最終的には社長までになってしまう.....いい時代というか?こんなことある????......社長室では、窓の外を見つめて沓子のことばかり考えている....現代社会で苦しんでいる庶民には、ついていけなかも.....夢見るドラマがお好きな方にはお薦めかと思うが....。
音楽は、最高に良かったですね!
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