「一番聞きたかった言葉」サヨナライツカ とくさんの映画レビュー(感想・評価)
一番聞きたかった言葉
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試写会にて
「その一言を言うのが、そんなに難しかったの?」
沓子(中山)の、この一言に、涙が出てしまった。
そして、原作にない沓子と光子(石田)のシーンは、
光子の言葉に、観ていて沓子が痛々しくなってしまった。
ゲームのような、火遊びのように始まった事が、
二人にとっての永遠となり、もがき苦しむ事になり・・・。
豊(西島)の身勝手態度が、本当に鼻に付く。
序盤の自信たっぷりな豊は、上手く表現してたし、
沓子に対しての突き放しっぷりは、原作よりムカついた。
25年後の3人の老けっぷりは、ちょっとビックリした。
手のシミとか細かいな~と思いました。
あと、自分は3人のどの気持ちにもなれないと思いました。
個人的には、原作より本作の方が好きなんだけど、
不要と思われるシーンが多いので、あまり興味がないと
観てられないんじゃないかな。。と思われます。
あと、やっぱり文字通りの中山美穂の「体当たり」作品。
アイドル時代など知っているファンにすると、かなり衝撃的。
以前の映画化の時は、情交シーンは、この作品に不可欠なので、
この役は中山美穂では無理と思ってました。
しかし、時が流れ、年齢や経験によって、今回の映画化。
「よくやった!」と思います。そして、沓子の心情がとても伝わりました。
絶対観てほしい!とは言いにくいけど、
ただ一人の人を会えないまま、25年思い続けることの意味を
考えられる作品だと思います。
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